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コマツ粟津工場、IoT機械80台導入 今年度、稼働率の改善加速

7/12(水) 1:19配信

北國新聞社

 コマツ粟津工場(小松市)は、あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」の技術を搭載した工作機械の導入を拡大する。今年度、同工場と協力企業にそれぞれ約40台、計80台を新たに取り入れる。2019年度までに粟津工場管内では現状の2・5倍の約300台に増やす計画で、工作機械の稼働率改善を目指すコマツの生産改革を創業の地がリードする。

 コマツは、国内外の生産設備の稼働状況を遠隔監視できる「コムミックス」システムで、無駄な作業や機械のトラブルの早期発見に努めている。粟津工場は現在、コンポーネント(部品)工場などの工作機械約50台に導入し、協力企業の約70台と合わせて、管内では約120台に取り入れている。

 粟津工場によると、18年度以降は協力企業に対するコムミックス導入に力を入れ、19年度までに計約210台とする。粟津工場内は今年度中に設置が完了する約90台を維持し、IoT機械を使った生産に重点を置く考えである。コマツのグループ全体では、約1千台にコムミックスを導入する方針という。

 IoT化で生産設備の「見える化」が進むことにより、加工速度を調整して機械の稼働率を引き上げたり、生産が多い機械の仕事量を遊休状態の機械に振り分けたりして、生産の効率化が図れる。現場の人手を減らすこともできる。

 粟津工場は、IoT化しない工作機械の更新や省人化を進めることで、コンポーネント工場を含む生産建屋の集約にもつながるとみている。

 粟津工場の担当者は「生産改革は粟津がかなり進んでいる。現場で改善を重ね、効率的な生産を追求したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/12(水) 1:19
北國新聞社