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債券先物が上昇、日銀の国債買いオペ増額を好感-超長期ゾーンも堅調

7/12(水) 8:08配信

Bloomberg

債券市場では先物相場が上昇。前日の米国債相場が続伸したことに加えて、日本銀行が中期ゾーンの国債買い入れオペを増額したことで買いが優勢になった。米国のトランプ政権に対する不透明感から円高・株安が進む中、超長期ゾーンの利回りが低下した。

12日の長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比1銭高の149円79銭で取引を始め、午前のオペ通知後に149円87銭まで買われた。午後は149円92銭まで一段高となり、結局は10銭高の149円88銭で引けた。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀が市場の予想通り中期ゾーンの金利上昇を抑える姿勢を示したことは一定の評価。トランプ政権の問題で円高・株安にに振れていることもフォローだ」と指摘。「20年入札を翌日に控えて上値が重い面もあるが、入札自体は無難に消化するだろう」との見方を示した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.09%で取引を始め、その後も同水準で推移した。新発5年物の132回債利回りも横ばいのマイナス0.04%で推移し、新発2年物の378回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.11%に買われた。

日銀オペ

日銀はこの日実施した国債買い入れオペで、残存「3年超5年以下」を前回より300億円多い3300億円に増額した。同ゾーンの増額は昨年4月以来となる。一方、残存「1年超3年以下」は2800億円、前回増額された「5年超10年以下」は5000億円にそれぞれ据え置かれた。応札倍率は「1年超3年以下」と「3年超5年以下」が低下した一方、「5年超10年以下」は上昇した。

バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、今回のオペ増額について、「操作ターゲットとなる10年金利の上昇を抑えるために震源となっていた5年金利を止めにいく姿勢を明確にした」と指摘。「イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言など海外金利の先高観が警戒される中で先手を打った」との見方も示した。

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最終更新:7/12(水) 16:13
Bloomberg