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ドル・円は下落、米政権のロシア疑惑が重し-FRB議長証言待ち

7/12(水) 11:57配信

Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて慎重姿勢が強い中、トランプ政権のロシアとの関係を巡る疑惑を背景に、前日の米国市場でドルが下落した流れが継続した。

12日午後3時33分現在のドル・円は前日比0.4%安の1ドル=113円47銭。朝方に付けた113円97銭から一時113円32銭まで下落し、7日以来のドル安・円高水準を付けた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%安。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、トランプ・ジュニア氏のメール公開を受けて、ロシア疑惑が新たな局面に入り、捜査に対する懸念からドル・円は急落と指摘。「一時的なドル安・円高ショックになったが、今晩のイエレン議長の議会証言で金融政策の正常化姿勢が確認されれば元に戻ってくると思う。議会証言前の持ち高調整の口実に使われた感じ」と述べた。

前日の米国市場でドルは下落。トランプ大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏が昨年のロシア人弁護士との面会について、関連する電子メールを公開したことが重しとなった。CNNによると、モラー特別検察官は、トランプ・ジュニア氏の面会やメールを調査する計画だという。

トランプ氏長男のメールに関する記事はこちらをご覧ください

ブレイナードFRB理事は11日、ニューヨークで講演し、追加利上げについて慎重な姿勢を示した一方で、バランスシート縮小計画については早期に進めることを支持した。12日の米国時間にはイエレン議長が下院金融委員会で証言するほか、カンザスシティー連銀のジョージ総裁も講演する。また、地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。

米10年債利回りは12日の時間外取引で一時2ベーシスポイント(bp)低下の2.34%程度を付けた。この日の東京株式相場は3営業日ぶりに反落。日経平均株価は前日比97円10銭(0.5%)安の2万0098円38銭で取引を終えた。

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最終更新:7/12(水) 15:44
Bloomberg