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白鵬“かわいい”藤井四段とご機嫌対面「弟分ができた」

7/13(木) 16:56配信

夕刊フジ

 ■大相撲名古屋場所4日目(12日、愛知県体育館)

 「さあ、来い」とばかりに直立した白鵬が、両手を広げて初挑戦の貴景勝を挑発した。間隔をあけ、なかなか飛び込んでこない相手に業を煮やしたパフォーマンスは横綱の余裕だった。貴景勝が飛び込むと、あっさり左四つに捕まえて寄り切った。

 この日は、将棋で話題の藤井聡太四段がマス席で観戦。打ち出し後、両者のご対面が実現し藤井四段から「達心志」の揮毫入り扇子を送られた白鵬は「弟分ができた」とごきげん。「横綱も一生懸命やっているところを見てもらえたと思う」

 これで通算1040勝。「同じ横綱としてまずは目標」という史上2位の千代の富士まであと5勝に迫った。

 一方の藤井四段は「気迫のぶつかり合いを生で体感できて勉強になった」と相変わらずの優等生ぶり。昨年12月24日のプロデビュー戦で加藤一二三九段(引退)に勝って以来、破竹の29連勝。今月2日の竜王戦決勝トーナメントで、佐々木勇気五段に連勝を止められたが、11日の加古川清流戦では都成竜馬四段に勝ち現在31勝1敗と、すさまじいほどの強さを発揮している。

 「相撲なら、まず15戦全勝で優勝したあと、14勝1敗。間違いなく2場所連続優勝の成績。同じ勝負の世界に生きるお相撲さんとしては、ぜひあやかりたいと思うだろう」とある親方はいう。

 昨年2月に亡くなった祖父が大の相撲好きで藤井四段も影響を受けた。小学校の卒業文集に「30歳までに将棋界の横綱になる」と書いたほどだ。

 小学校時代はよく食べ平均体重を上回っていたことから、母・裕子さんは「中学生のうちにプロになれなかったら、相撲部屋に入ってもらう」と冗談交じりに励ましたという。

 女の子のように色白で、優しいマスクの藤井四段。白鵬には開口一番「かわいいね」と声をかけられたとか。力士でなく棋士になって何より、ではある。

最終更新:7/13(木) 18:51
夕刊フジ