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<ウィンブルドン>高速サーブ クエリーがマリー打ち砕く

7/13(木) 1:40配信

毎日新聞

 テニスのウィンブルドン選手権第9日の12日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われた男子シングルス準々決勝。昨年覇者で世界ランキング1位の第1シードのアンディ・マリー(英国)の連覇を、同じ1987年生まれのサム・クエリー(米国)が高速サーブと緩急を付けた攻撃で打ち砕いた。世界ランキング28位とはいえ、昨年は3回戦で4大大会30連勝中だったジョコビッチを破る番狂わせを演じた。今大会も第12シードのツォンガを日没による2日間の激戦で破り、そして世界ランキング1位のマリーものみ込んだ。「上出来だった。準決勝はさらに特別のものになる」

 これまでマリーには今年全豪オープン3回戦でストレート負けを喫するなど、過去1勝7敗で苦杯をなめてきた。だが、その敗戦は無駄ではなかった。「リターンゲームでは積極的に。うまくいけば、勝つことができる」。序盤からスライスショットや鋭角へのストロークなど緩急を付け、積極的に前へ出た。

 第2セット第9ゲームはボレーを決めてブレークバック。マリーは靴裏をラケットでたたき、いら立ちを隠せなかった。ブレークさえ奪えば、あとは198センチの長身から繰り出す、時速210キロ超の高速サーブでキープ。最後も強烈なサービスエースで試合を決め、自らの持ち味を生かして勝利をたぐり寄せた。

 地元英国のヒーローを打ち負かし、4大大会で初めての4強入り。「BIG4」の一角を本格的に切り崩すチャンスが巡ってきた。【前本麻有】

最終更新:7/13(木) 5:16
毎日新聞