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【新機能】今までのGAの参照元は何だったの? “本当の参照元”がわかる「直接セッション」の使いどころ

7/13(木) 7:06配信

Web担当者Forum

今回は新機能の「直接セッション」について解説する。

Googleアナリティクスで参照元を集計する仕様が少し特殊なことは、連載の第25回でも解説したとおりだ。ひとことで言えば、実際のリファラーがノーリファラー(参照元なし)だった場合、Googleアナリティクスでは1つ前のリファラー情報を代用するといった集計をする。

つまり、そのセッションにおける実際の正確なリファラーは長らくブラックボックスのままだったのだ。それがついに実際のリファラーを普通に確認できる方法が提供されていることがわかった。それが今回解説する「直接セッション」というディメンションだ。

この「直接セッション」は、一部の専門家の間では2017年5月下旬ごろに話題になっていた。グーグルによるアナウンスなどは特になく、いつから提供されているのか正確な時期は確認できないが、ベータ表記でもないので普通にリリースされている機能と考えてよいだろう。

この記事で学べること:

・本当のリファラーを表す「直接セッション」がわかる
・いつもの集計にどのデータを使うべきかがわかる

 

「直接セッション」はセカンダリディメンションで見られる

「直接セッション」は参照元に関係するディメンションなので、主に「集客」セッションのレポート群で確認できる。[集客]>[すべてのトラフィック]>[チャネル]レポートを例に説明しよう(図1)。

このレポートは「どのチャネルから来たのか」を確認するのによく使われるもので、標準では「Default Channel Grouping」ディメンションが表示される(図1赤枠部分)。そして「参照元なし(ノーリファラー)」を意味する値が「Direct」(図1青枠部分)に相当する。





ややこしいのは、Googleアナリティクスの特殊な集計仕様(第25回を参照)のため、実際のリファラーがノーリファラー(参照元なし)だった場合でも、「Direct」ではない別の値に集計されていることがあり、その内訳が不明だったことだ。つまり図1で「Organic Search」や「Referral」(図1緑枠部分)とあるデータのなかにも、実際にはノーリファラー(参照元なし)だったセッションが含まれていたということだ。

そこで出てくるのが新機能の「直接セッション」だ。このレポートのセカンダリディメンションで「直接セッション」を指定しよう(図2赤枠部分)。こうすることで、「Default Channel Grouping」と「直接セッション」の2つのディメンションの組み合わせでデータを見ることができる(図2)。





「直接セッション」の値は「Yes」と「No」の2種類がある(図2青枠部分)。それぞれ次のことを意味する。

・「直接セッション」が「Yes」: 実際のリファラーがノーリファラー(参照元なし)だった場合
・「直接セッション」が「No」: 実際のリファラーが『Default Channel Grouping』で表示されているリファラーの場合

言い換えれば、「Default Channel Grouping」が「Direct」以外の項目で「直接セッション」の値が「Yes」の場合、「実際はノーリファラーのセッションだったのに、表記上は過去の参照元を表示していた分」ということになる。

図1と図2の例でいえば、図1の「Organic Search」(検索エンジン)には9セッション(図1黒枠部分)表示されていたが「そのうち8セッションが実際のリファラーも検索エンジン(直接セッション=No)で、残りの1セッションは実際はノーリファラーだった(直接セッション=Yes)」ということになる(図2緑枠部分)。

 

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最終更新:7/13(木) 7:06
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