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早期のバランスシート縮小開始望ましい=米カンザスシティー連銀総裁

7/13(木) 4:52配信

ロイター

[12日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は、米連邦準備理事会(FRB)がバランスシートの縮小に「近い将来」着手することが望ましいとの認識を示した。

FRBは年内に縮小に着手する方針だが、詳細の日程については内部で意見が分かれている。

従来から資産買い入れに批判的な立場であるジョージ総裁らは、資産バブルや歪みが危機やリセッション(景気後退)の再来を招くとして早期のバランスシート縮小開始を支持している。

ジョージ総裁は「経済のすう勢が改善する中で、長期金利を抑制することで本来の水準を下回れば金融不均衡のリスクが生じる」と指摘した。

FRBが今年すでに2度の利上げに踏み切り、年内さらにもう1度の引き上げを視野に入れる状況でも、長期金利の上昇は鈍い。

ジョージ総裁は、長短金利差の縮小は投資決定を歪める恐れがあるとし、バランスシートの縮小により、長期金利の緩やかな上昇が可能になると述べた。

現在の資産バリュエーション、および株・債券市場の低い予想ボラティリティーは、投資家の慢心を反映しているかもしれないとも語った。

その上で「現在の正常化局面で、長期金利が短期金利と共に上がらなければ、市場がより通常な政策スタンスへと対応するのに伴い、急激な資産価格の調整が起こりかねない」と指摘。米銀大手は資本基盤を強化し、金融の衝撃に耐えるよう備えるべきとした。

またFRBは2015年12月以降に4度利上げしたが、将来の景気低迷に対処するには、現在の短期金利水準は低過ぎるとし、「今の状況では余地が限られる」と述べた。

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最終更新:7/15(土) 5:14
ロイター