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歌手は美人であるべき?外見重視どこまで…「見た目問題」当事者と考えた 「美形も一つの能力、だけど…」

7/17(月) 7:00配信

withnews

 結局、人は見た目で判断されるのか? 恋人が一度もできない50代の男性や、結婚してもトラウマに悩まされる女性……ネット上のアンケートには切実な声が寄せられました。中には容姿の恩恵を受けた人生を冷静に語る女性も。デリケートな外見の話、どこまで気にするべきなのか? 「見た目問題」の当事者で、アルビノ・エンターテイナーの粕谷幸司さん(33)と語り合いました。(朝日新聞記者・岩井建樹)

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「不細工だから彼女できない」

「自他共に認める不細工な男です。ついでにファッションセンスも無いので、男女問わず異様な目で見られております。そんな訳で、この年にして男女交際の経験がありません。もうどうでも良いです」(熊本県 男 50代)――朝日新聞のアンケートから

――アンケートには、この男性のような切実な声が届きました。粕谷さん、どう思われましたか?

「本当に『もうどうでもいい』なら何も言えないですけど、異性と交際したいと思うなら、交際できそうな自分になる努力はできるはずです」

「そりゃ、ハンサムと比べれば可能性は低いでしょう。でも、自分の見た目を受け入れた上で、ファッションセンスや料理の腕、経済力、トークの技術なんかは、努力すれば磨けますよね」

「逆に、見た目だけで中身のない人は、モテても一瞬、長続きはしませんよ」

「ニックネームに傷つく」

▼▼「小学生の時は男子児童にブスといわれ、中高では男子学生に「アゴ笑」と嘲笑され、自分の顔が嫌いになった。写真に撮られることが本当に嫌になった。付き合った人もそれなりにいるし、綺麗だ、美人だといわれることもあった。コンプレックスを昇華させようと化粧もファッションも学問も仕事も頑張ったし、結果もでた。しかし、未だに傷ついた心は治せていない。書いている今も涙が止まらない。夫にも子供にも愛されているのに、今も抜け出せない自分が悔しい」(東京都 女 30代)――朝日新聞のアンケートから▲▲

――子どものころに受けた言葉に傷つく人もいます。僕も「チビデブ」ってよく言われていました。学校や親が、見た目でニックネームをつけてはいけないよって教える必要もあるのではないでしょうか。

「禁止する教育は、嫌です! 禁止したら、いい評価もできなくなっちゃうじゃないですか。見た目がキラキラして『王子』ってニックネームつけられたら、『おれって、イケてる?』と自信につながることもありますよね」

「『本人を傷つけるようなことを言っちゃダメ』という教え方はありだと思いますが、『見た目をネタにしちゃダメ』は行き過ぎですよ。僕だって、アルビノをネタに、エンターテイナーとして活動していますし」


――「白い」って言われ、傷つきませんでしたか?

「幼稚園のころ、友だちに『なんで白いの?』って聞かれたら、『どうしてそんなこと聞くの?』って泣いていました」

「でも小学生になって、『生まれつき』ってことを理解したら、僕なりに納得できたというか、説明できるようになって、言われても気にならなくなりました。だって、僕が白いのは事実だし」

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最終更新:7/17(月) 7:00
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