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ドルが対円で下落、FRB議長の議会証言受け=NY市場

7/13(木) 6:42配信

ロイター

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 12日のニューヨーク外為市場では、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受けて米短期金利が低下したのに伴い、ドルが円に対して下落した。終盤のドル/円<JPY=>は0.64%安の113.19円となった。

イエレン議長は下院金融サービス委員会で証言を行い、米経済は緩やかな利上げとバランスシート縮小を吸収できるほど十分健全だとの認識を示した。ただ低水準のインフレ率や自然利子率により、利上げの余地は限られる可能性もあるとした。

アムンディ・パイオニア(ボストン)のポートフォリオマネジャー、パレシュ・ウパダヤ氏は「FRBのハト派内で、インフレが目標に近付くまでの金融引き締めプロセスについて問い始める動きが広がる中、イエレン議長はインフレの先行き不透明感を強調した」と述べた。

イエレン議長はまた、現在の状況を踏まえると、政策金利であるフェデラルファンド金利を自然利子率に到達するまで「それほど大きく追加で引き上げる必要はないだろう」との考えも示した。

ウパダヤ氏は「証言内容は非常にハト派的だった。議長は、FRBが金融引き締め局面の終わりに近付いているかもしれないと示唆した。議長からそうした発言を聞いたのは初めてだ」と語った。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時、6月30日以来の安値となる95.511に低下したが、その後は持ち直して終盤は0.08%高の95.748で推移している。

ドルはユーロに対しては、イエレン議長の証言内容公表後に売られたが、その後は下げ渋った。

一方、カナダ銀行(中央銀行)が約7年ぶりに利上げに踏み切ったことを受け、カナダドル<CAD=>は米ドルに対して約1年ぶりの高値に上昇した。

また英国の賃金と雇用に関する指標が予想より若干強めだったため、前日に軟調だったポンドは持ち直した。

ドル/円 NY終値 113.13/113.18

始値 113.49

高値 113.68

安値 112.94

ユーロ/ドル NY終値 1.1410/1.1414

始値 1.1452

高値 1.1479

安値 1.1392

最終更新:7/19(水) 20:35
ロイター