ここから本文です

寄り添う“カボチャ” 城里・飯村さん夫妻「私たちみたい」

7/13(木) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

二つの実が肩を寄せ合うように育った珍しいカボチャを城里町上泉の飯村富男さん(83)、ちとせさん(82)夫妻が収穫した。ともに直径18センチで柄の部分は一つになっている。「些細(ささい)なことだけれど幸せ」と話す富男さんの横で、ちとせさんがうなづく。

稲作などの本格的な農業から退いた夫妻は、家庭菜園でさまざまな野菜を栽培している。

5月下旬、カボチャの茎に二つの花が隣り合って咲いているのをちとせさんが発見。「このままだと実も二つ付くが、片方は栄養が行かず育たない」と気にしなかった。

ところが、どちらの実もすくすく成長し、6月上旬には直径10センチに到達。「珍しいね」と言いながら2人で見守り続け、七夕の7月7日に無事、収穫した。

足腰が弱り、家庭菜園をやめようとしていたちとせさんは「こんなカボチャに初めて出合え、励みになった」と声を弾ませる。富男さんは「けんかはするけれど、仲良く歩んできた私たちみたい」と照れ笑い。

幸せを運んだ“夫婦カボチャ”。夫妻は「食べるのはかわいそう」と、しばらく観賞用にする。     (今井俊太郎)

茨城新聞社