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ピュア・ストレージ、クラウド時代に適した新たなデータプラットフォームを発表

7/13(木) 6:00配信

Impress Watch

 ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社は7月12日、データの有効活用についてのカンファレンス「Pure Live 2017」において、クラウド時代に適した新たなオールフラッシュデータプラットフォームを発表した。同日に行われた記者説明会では、米国Pure Storage 製品部門副社長のマット・キックスモーラー氏が来日し、新たに発表したデータプラットフォームのビジョンと具体的な機能アップデートの概要について説明した。

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 「ピュア・ストレージは、国内外の市場でビジネス成長を続けており、当社が提供するデータプラットフォームはすでに3000社以上の顧客に利用されている。特に、データを活用してイノベーションを起こそうとしている企業を中心に導入が進んでいる」と、グローバルで好調にビジネスが推移していると語るキックスモーラー氏。

 データプラットフォームを取り巻く市場環境については、「近年、データ量は爆発的に増大しており、2020年には生成されるデータ量が50ゼタバイトを超えると予測されている。一方で、インターネットの総容量は、2020年に2.5ゼタバイト程度と、データ量の増加に追いついていけないのが実情だ。そのため、クラウド時代におけるデータプラットフォームは、コア、エッジおよびマルチクラウドの複数領域で、統合的なデータ管理を実現する求められている」との考えを述べた。

 今回、同社では、こうした市場ニーズの変化に対応するべく、コアとエッジ、マルチクラウドを連携させ、クラウド時代に適した新たなオールフラッシュデータプラットフォームのビジョンを発表。キックスモーラー氏は、「新たなデータプラットフォームでは、25以上のソフトウェア新機能を追加するとともに、ハードウェアの包括的なアップデートを提供する。これによって、『ティア1ストレージの再定義』、『ビッグインテリジェンス』、『自律コンピューティング』という大きく3つのイノベーションを実現した」としている。

 具体的には、「ティア1ストレージの再定義」では、クラウド時代のミッションクリティカルなワークロードのニーズを満たすべく、FlashArray製品ライン向けの新しいソフトウェア「Purity//FA 5.0」を提供する。

 「『Purity//FA 5.0』の新機能として注目されるのが、マルチサイトのアクティブ/アクティブなストレッチクラスタを実現する『ActiveCluster』だ。これにより、ティア1ストレージの可用性レベルを大幅に拡張し、データセンターやメトロエリア全体におけるビジネス継続性が可能になる。追加費用・追加ハードウェアは不要で、簡単な設定ステップですぐに利用することができる」(キックスモーラー氏)という。

 このほかに、複数のワークロードを単一のFlashArrayに統合する、またはサービスプロバイダのビジネスモデルを実現するために不可欠な「ポリシーベースのQoS」や、パブリッククラウドとの間でスナップショットの移動を可能にする「Purity CloudSnap」などの新機能を備えている。

 また、ソフトウェアの新機能に加えて、業界初のメインストリーム向け完全NVMe対応のオールフラッシュアレイ「DirectFlash Shelf」を発表した。同製品は、FlashArray//X70コントローラによって、本体シャーシを超える拡張と、専用の50Gb/s RoCE v2 NVMe/Fを介したNVMe拡張を実現。「従来のFlashArray//Mコントローラに比べて、最大50%の低遅延、最大2倍の高帯域幅、最大4倍のパフォーマンス密度の向上が可能で、エンタープライズ向けに最適なデータサービスを提供する」(キックスモーラー氏)としている。

 「ビッグインテリジェンス」では、“スローデータ”になりがちな膨大なビッグデータを、高速なインテリジェントデータへと進化させるべく、ストレージプラットフォーム「FlashBlade」製品ラインを大幅に機能強化した。具体的には、単一システムとしてブレードを75基、8PBまで拡張可能とし、データ容量・高速性ともに5倍に高めている。また、リッチメディアやヘルスケア、最新の分析技術の分野に対する新たな可能性を引き出す超高速のオールフラッシュS3オブジェクトストアを採用。さらに、既存の8TBおよび52TBの構成に、新たに17TBのブレードを導入した。

 「自律コンピューティング」では、自律ストレージを提供するという同社のビジョンに沿った成果として、人工知能(AI)プラットフォーム「Pure1 META」を発表した。「Pure1 META」では、1日あたり1兆のアレイ上のテレメトリデータポイントを収集・分析することで、グローバルな予測型インテリジェンスを提供し、管理・分析・サポートを容易にする。

 キックスモーラー氏は、「新たな機能であるWorkload DNAによって、1000以上の計測値とあらゆるワークロードから、ストレージ容量やパフォーマンスに対する顧客のニーズを予測する。さらに、Workload Plannerを活用することで、ワークロードの展開、相互作用、最適化にかかわるインテリジェンスなアドバイスを得ることができる」と、「Pure1 META」の機能ポイントを説明した。

クラウド Watch,唐沢 正和

最終更新:7/13(木) 6:00
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