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34歳カノ、延長十回MVP弾!夢舞台で示した存在カ~ン 米球宴

7/13(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 【マイアミ(米フロリダ州)11日(日本時間12日)】米大リーグの第88回オールスター戦はマーリンズの本拠地マーリンズ・パークで行われ、ア・リーグがナ・リーグを延長十回、2-1で下して5連勝とした。通算成績は43勝43敗2分けでタイ。最優秀選手(MVP)には決勝の本塁打を放ったロビンソン・カノ内野手(34)=マリナーズ=が初めて選ばれた。ダルビッシュ有投手(30)=レンジャーズ=は出場を辞退したが、ベンチには入った。

 ゆっくりと歩き出し、右翼席に伸びた打球を見届けた。大歓声の中の“ウイニングラン”。カノが、9年ぶりに突入した延長に一振りでけりをつけた。

 「普段の試合と同じように、チームに貢献したかった。昔からテレビで見ていてMVPを取りたかった」

 子供と一緒に臨んだ試合後の記者会見では「いつでも大きなことを達成するのは素晴らしいこと。家族の前なら、なおさらだ」と満面に笑みを浮かべた。七回は代打で空振り三振に倒れたが、1-1で迎えた十回、抑え右腕のデービス(カブス)の変化球を捉えた。

 2013年までヤンキースでプレーし、09年には松井秀喜らとワールドシリーズを制覇した34歳。今回は故障で辞退した選手の代替で、モリーナ(カージナルス)に並ぶ最多8度目の球宴出場を果たした。

 新人王の資格を持つヤンキースの2年目、今季メジャー最多の30本塁打を放っているジャッジが前日10日(日本時間11日)の本塁打競争で優勝するなど、今年のオールスター戦は若い力の台頭に注目が集まっていた。しかし、いざ試合ではベテランが存在感。メジャー通算2297安打、295本塁打をマークしている常連が、世代交代は早いとばかりに最後に主役の座を奪った。

 「楽しむことができた。すごくいい気分だ」。米国で「ミッド・サマー・クラシック(真夏の祭典)」と呼ばれるつかの間の“夢”は終わり、14日(同15日)からメジャーは後半戦に突入する。