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JALも導入、A350-1000試験機の機内 特集・パリ航空ショー2017(2)

7/13(木) 20:47配信

Aviation Wire

 世界最大規模の航空ショーで2年に一度開かれるパリ航空ショー。第52回となる今回は6月19日から開催され、エアバスは民間機ではA350-1000とA321neo、A380plusを地上展示し、A350-1000とA321neo、従来型のA380は飛行展示も実施した。

【A350-1000試験機の機内】

 A350 XWBは標準型のA350-900と長胴型のA350-1000、短胴型のA350-800の3機種で構成。このうちA350-800については計画を見直し、開発しない方針を示している。 メーカー標準座席数は、A350-900が3クラス325席、A350-800が同280席であるのに対し、A350-1000は同366席に増え、最大座席数は440席となっている。

 A350-1000はエアバスの双発旅客機では最大の機種で、エンジンはロールス・ロイス製Trent XWB-97を2基搭載。主脚のタイヤは、従来の1脚あたり4本から6本に増やした。パリ航空ショー出展後の7月、アラブ首長国連邦のアルアイン国際空港で高温環境試験を実施し、成功裏に完了した。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が31機のA350 XWBを2013年10月7日に確定発注。A350-900が18機、A350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する。2019年にA350-900の初号機が国内線に就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。

 JALの長距離国際線に現在投入されている777-300ER(4クラス244席)の後継となるのが、A350-1000。JALの植木義晴社長は7月12日、A350以外の大型機を導入しない方針を示している。

 パリ航空ショーでは、高温試験にも投入した飛行試験2号機(MSN065、登録番号F-WLXV)を出展。客室設備を備えた試験機で、ビジネスクラスとエコノミークラスのシートが備えられているほか、ギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)、パイロットや客室乗務員の交代要員が使うクルーレストなども設置されている。

 試験機らしく、機体後方のエコノミークラスの区画には、機体の状態をモニターする機器も備えられていた。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7/13(木) 20:47
Aviation Wire