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<千葉殺人未遂>同僚5人が数カ月前から眠気訴え

7/13(木) 8:00配信

毎日新聞

 ◇逮捕の准看護師 一部の同僚妬む趣旨の供述

 勤務先の老人ホームの女性職員らに睡眠導入剤入りのお茶を飲ませて交通事故を起こさせたとして、千葉県印西市の准看護師、波田野愛子容疑者(71)が殺人未遂容疑で同県警に再逮捕された事件で、同僚5人が数カ月前から眠気やふらつきを訴えていたことが捜査関係者への取材で分かった。波田野容疑者は殺意を否認する一方、睡眠導入剤を繰り返し混入したことを認め、一部の同僚を妬んでいたような趣旨の供述をしているという。県警は詳しい動機を調べる。

 波田野容疑者は6月、30代女性職員に睡眠導入剤入りのお茶を飲ませたとして傷害容疑で逮捕された。捜査関係者によると、この女性職員について「(職場で)自分よりかわいがられていた」などと供述している。

 波田野容疑者はホーム入居者の睡眠導入剤を管理する一方、自身も医師から睡眠導入剤を処方されていた。

 傷害と殺人未遂の二つの逮捕容疑でそれぞれ被害者とされている女性職員2人は今春ごろから、職場で急激な眠気に襲われるなど不調を繰り返すようになった。他に少なくとも男女3人の職員も同様の症状を訴えたことがあった。ホームによると、波田野容疑者は不調を訴える同僚に「水分を補給した方がいい」とお茶を勧めることもあったという。

 さらに2月5日には体調不良を訴え早退した別の女性職員が、車での帰宅途中に交通事故を起こして死亡していたことも判明。県警は関連を調べている。

 波田野容疑者は5月15日に同市の「軽費老人ホームよしきり」で、職員とその夫(71)に睡眠導入剤を入れたお茶を飲ませて同県佐倉市内で衝突事故を起こさせ、夫婦と事故の相手方の男性(56)を殺害しようとしたとして11日に再逮捕された。【斎藤文太郎、秋丸生帆】

最終更新:7/13(木) 8:00
毎日新聞