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【京都】17人の秀才軍団・洛星、初戦で散る…昨秋10人で8強も

7/13(木) 8:04配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権京都大会 ▽2回戦 鳥羽8x―1洛星=8回コールド=(12日・わかさ)

 今春のセンバツ21世紀枠候補に挙がった京都・洛星は、夏初戦で鳥羽に8回コールド負けした。府内屈指の私立進学校ながら、昨秋は部員10人で府大会ベスト8。部員は17人に増えたが、再現はならなかった。同校初の甲子園出場は夢と消えたが、吉田大樹主将ら引退する5人の3年生全員が目標を聖地から超難関の東大、京大への現役合格に切り替え、バットを置いてペンを握る。

 甲子園初出場の夢は破れた。センバツ21世紀枠の候補に浮上させる原動力となった2年生右腕・水江日々生(ひびき)が、1―1の同点に追い付いてもらった直後の4回、15年夏代表校の鳥羽打線につかまり3点を失った。7回途中7失点の背番号11は「先輩たちに申し訳ない。もっと一緒に長く野球をやりたかった」と目に涙を浮かべた。

 引退する3年生5人は、野球に注いだ情熱を受験へ向ける。7回途中から登板した背番号1の内藤貴之は東大理学部志望。「野球の練習の方が勉強より絶対しんどい。これからは寝る間も惜しむぐらい勉強する」と、部活動中は1日3時間しか捻出できなかった勉強時間を大幅に増やす。「40年前に携帯電話会社がなかったように、将来は今ない仕事に就きたい」というのが夢だ。内藤以外の4人は京大志望。4回に右越え同点ソロを放った松田泰昌は「今までランニング本塁打しかなかった。打ててよかった。勉強の励みになる」と、3年間の集大成とも言える一発で自信をつけた様子だ。

 中高一貫の私立高。部活動は中学限りにして高校は勉強に集中する生徒も多いが、昨秋の野球部の奮闘を見て、奮い立った付属の洛星中野球部出身の2年生3人、1年生4人が新たに加わった。17人で臨んだ今夏。整形外科医を志す吉田大樹主将は「シート打撃ができるようになった。反面、10人の時よりダラけてしまう部分も」と反省し、後輩たちには「21世紀枠ではなく実力で甲子園に行ってほしい」とエールを送った。

 聖地初切符に再挑戦する1、2年生と合格通知を目指す3年生。秀才たちの戦いは続く。(田村 龍一)

最終更新:7/13(木) 8:31
スポーツ報知

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