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H30年度中スタート「高校生のための学びの基礎診断」実施方針を策定

7/13(木) 20:00配信

リセマム

 文部科学省は7月13日、「高大接続改革の実施方針等の策定について」を公表した。導入が検討されていた「高等学校基礎学力テスト」の名称は「高校生のための学びの基礎診断」とされ、平成30年度中に認定制度の運用開始を目指している。

「高校生のための学びの基礎診断」制度のイメージ

 「高大接続改革の実施方針等の策定について」は、中央教育審議会答申や高大接続システム改革会議「最終報告」などを踏まえ、高大接続改革の一環として「高校生のための学びの基礎診断」実施方針および「大学入学者共通テスト」実施方針を策定したもの。

 これまで導入が検討されていた高等学校基礎学力テストは、平成28年3月に発表された「高大接続システム改革会議最終報告」や平成29年1月~3月に実施した試行調査の成果などを踏まえ、名称を「高校生のための学びの基礎診断」に決定した。

 「高校生のための学びの基礎診断」制度では、民間において高校教育の充実に資する測定ツールの開発が進むことを期待。文部科学省において出題内容や実施方針に関する一定の基準・条件の設定、事前・事後チェック体制の整備など一定の要件に即し、民間の試験などを認定する仕組みを創設する。

 各高校または設置者は、当該校の教育目標や生徒の実態などを踏まえて適切な測定ツールを選択して活用できるが、多面的な評価の推進の観点から、認定された測定ツール以外のものを活用することを妨げるものではないという。

 仕組みの構築については高校の実態に即したものになるよう、引き続き試行調査の結果や高校・教育委員会などの関係者、民間事業者などの意見を考慮しつつ、専門的な検討を加え、平成29年度中を目途に認定基準などを策定し、平成30年度中に認定制度の運用を開始することを目指している。

 また、運用開始から3年経過後を目途に、実施状況についての検証を実施。その結果に基づき、次期学習指導要領への対応など必要な措置を講じる。「高校生のための学びの基礎診断」の結果の副次的な利用については、認定制度の着実な定着を図りながら「最終報告」を踏まえ、高校生の学習意欲や進路実現への影響などに関するメリットおよびデメリットを十分に吟味しながら、高校や大学、企業など関係者の意見を踏まえてさらに検討していくとしている。

 「高校生のための学びの基礎診断」は高大接続改革のうち高等学校教育改革の一環として実施されるもの。「キャリア・パスポート(仮称)」の策定や活用方法については平成29年度から調査研究事業を実施する。

《リセマム 外岡紘代》

最終更新:7/13(木) 20:00
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