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国1、自転車誤進入続発 静岡県内、通行禁止区間

7/13(木) 8:55配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県内の国道1号で自転車が通行禁止区間に誤進入する事例が相次いでいる。中にはスマートフォンの地図アプリの経路案内に従った結果、禁止と知らずに進入してしまうケースもある。誤進入が目立つ藤枝市-湖西市間を管理する国土交通省浜松河川国道事務所は、対策として禁止区間に注意看板の設置を始めた。

 2016年度、同事務所が監視カメラやドライバーからの通報で把握した自転車・歩行者の誤進入は91件。それ以前の統計はないが、担当者は「実感として15年度あたりから誤進入が増え始めた」と話す。富士市-藤枝市間を管轄する国交省静岡国道事務所でも16年度、自動車専用道路で8件の誤進入を確認した。国交省沼津河川国道事務所によると、県東部では誤進入の報告はないという。

 特に浜松河川国道事務所管内では、自動車専用道路の浜名バイパスや藤枝バイパスなど自転車が通行できない区間が約7割を占める。同事務所は6月、把握件数が多かった島田・金谷バイパスの野田インターチェンジ(IC)から日坂バイパスの八坂IC(掛川市)までの15キロで、出入り口や本線上に計60枚の看板を設けた。

 さらに浜松市以西には愛好家にとって格好の“サイクリングコース”となる海沿いのルートがあり、看板の増設も検討中だという。担当者は「スピードの出ている車と自転車が接触すれば大きな事故につながりかねない」と警鐘を鳴らす。

 同事務所によると、島田市ではパトロール中の警察官が禁止区間を走行する自転車を注意した際、旅行者が「スマートフォンのナビが案内していたので」と答えるケースが複数あったという。大島常生同事務所副所長は「大手検索サイトの地図サービスでも自動車しか入れない区間を経路表示する場合がある」と指摘し、「現地の規制標識に従ってほしい」と呼び掛ける。

静岡新聞社