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ペゲーロ、タカ撃ち156メートル驚弾!首位・楽天が1・5差ターン

7/13(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (パ・リーグ、ソフトバンク0-2楽天、13回戦、楽天8勝5敗、12日、ヤフオクD)パ・リーグ首位の楽天は12日、ソフトバンク13回戦(ヤフオクドーム)に2-0で勝ち、4連勝で前半戦を終えた。0-0の五回にカルロス・ペゲーロ外野手(30)が飛距離156・4メートル(球場発表)の20号2ランを放ち、逃げ切った。今季の躍進の象徴である「強打」の2番打者の一振りで2位とのゲーム差を「1・5」に広げ、貯金を今季最多の「26」まで伸ばした。

 その瞬間、ヤフオクドームが静まりかえった。打った瞬間、それと分かる弾丸ライナーが、右翼席後方の電光掲示板下部を直撃。五回に飛び出した、ペゲーロのあまりに鮮烈な先制20号2ラン。首位攻防の第2ラウンドは、助っ人の一振りで勝敗が決した。

 「あの一発で勝てたことがうれしい。打った瞬間に『いく(本塁打になる)』という確信があったよ」

 五回二死一塁、松本裕の141キロを完璧に捉えた。球場に設置されている弾道計測器「トラックマン」で算出された飛距離は156・4メートルで、打球の初速は193・5キロ。5月27日の西武戦(Koboパーク)で放った場外の木を直撃した本塁打は153・1メートルで、これを超える自己最長弾となった。しかも、今回の飛距離はあくまでも着弾点までの距離。実際には、数字以上の飛距離だった可能性が高い。

 2005年に米大リーグ、マリナーズと契約した当時の体重は約100キロ。「プロ契約する前はホームラン打者ではなかった。トレーニングをして飛ばせるようになったんだ」と振り返る。トレーニングを積み重ね、現在は約118キロ。鍛え上げた肉体が、超人的な飛距離を生み出す。

 「強打の2番」の本領発揮だ。これまで2番打者といえば、バントなど小技ができるタイプを置くことが日本球界の通例だった。しかし、2年目の今季は常識を覆す2番打者として、リーグ単独3位の20本塁打をマーク。好調のチームを引っ張る象徴的存在として、存在感を放っている。

 前日11日は4点を追う六回に左翼席へ追撃の19号を放ち、逆転勝利に貢献。そして、2試合連発となるこの日は衝撃の特大アーチ。眼下の敵、ソフトバンクを2夜連続で蹴散らし、今季50勝目をもたらした助っ人を梨田監督は「本塁打とは分かったけど、どこまで飛んだか分からなかった。すごいね」とたたえた。

 日本一になった13年以来、4年ぶりに首位でターンする楽天。快進撃の立役者が、前半戦を派手に締めくくった。

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