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モンゴルの味、給食で味わう  焼津の小中学校、東京五輪応援へ

7/13(木) 10:04配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 東京オリンピック・パラリンピックで、モンゴルのレスリング、陸上の事前キャンプ地になっている焼津市内の小中学校で12日、同国の料理提供が始まった。2020年まで毎年7月の給食で、全22校で食を通して子供たちが同国選手を応援する機運醸成を図る。

 7月にモンゴルで行われる最大の民族祭典「ナーダム」(今年は11~13日)に合わせた交流事業。初回は市立小川小に佐藤美代志教育長や「モンゴル版やいちゃん」が訪れ、4年生約30人と会食を楽しんだ。メニューはフッフタリャニー・タルハ(ライ麦パン)やサイコロ状に具材を切ったニースレル・サラダ(ポテトサラダ)、羊肉入りのボーズ(蒸しギョーザ)など家庭料理5品。児童たちは初めて見る民族料理に驚きながらも、食べ始めると「おいしい」「食べやすい」と感想を話した。

 同校は「モンゴル版やいちゃん」のデザイン公募で最優秀賞を受賞した望月あみゆさん(4年)が在籍し、クラスメートに特徴を紹介した。望月さんは「焼津とモンゴルの友好を深め、選手には頑張ってほしい」と思いを話した。

 17年度は13日以降、各校で同じメニューを順次提供する。



 ■同国出身職員のレシピ監修

 焼津市内の小中学校で提供が始まったモンゴル料理は、同国出身のヤンジカ・ソラさん(31)が監修に携わった。

 ヤンジカさんは2016年12月、五輪の事前合宿地受け入れ準備を行う嘱託職員として同市に採用された。スポーツ振興課で外交専門官として、モンゴルとのコーディネートや通訳などを担当。給食向けのモンゴル料理では、本場の味を再現するなど市学校給食センターと連携した。

 会食では「たくさんモンゴルを知ってほしい」とあいさつ。児童から「どんな国ですか」「レスリングは盛んですか」などと質問を受けると、流ちょうな日本語で答えた。

 ヤンジカさんは漢字が好きで、母国の国立大日本語学科に進学。日本語能力試験1級の資格を持つ。今後は五輪に向け、市民に自国文化を伝える啓発イベントなどを手掛ける予定。「優しい市民が多くて温かな街。モンゴルを身近に感じてもらえるように頑張る」と話している。

静岡新聞社