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“虎殺しローテ”粉砕した阪神、CS圏内確保できるか 虚々実々の駆け引き続く

7/13(木) 16:56配信

夕刊フジ

 竜の仕掛けた“虎殺し”のワナを一蹴した。阪神は11日の中日戦(倉敷マスカット)で、相手先発の左腕ノルベルト・ジョーダン投手(30)に対し、3回までに上本のソロ、福留の2ランを含む4安打を浴びせ4点を奪ってKO。10-1の大勝を収めたのだ。

 ジョーダンは試合前までの段階で、今季阪神に4試合2勝0敗、防御率1・80。阪神サイドが完全に苦手にしていた。

 中日の先発はこの日、ローテーション通りなら、5勝している若き右腕・鈴木だった。期待株をブルペンに回してまでジョーダン、そして12日の同カードに先発するラウル・バルデス投手(39)の外国人左腕2枚を、優先的に当てる特別ローテを編成し虎封じをもくろんだ。

 金本知憲監督(49)は「今まで苦しめられ、向こうもそういうローテーションを組む中で打てたのは良かった」とほくそ笑んだ。

 一方、ある中日球団関係者は「ウチのジョーダン、バルデスに、阪神は相当苦手意識を持っている。今季ウチがAクラスに入りしてクライマックスシリーズ(CS)に進出した場合、相手が阪神になれば倒しやすくなる。そこも見据えてのことだ」と明かした。

 セ・リーグは独走の広島はともかく、2位から5位までダンゴ状態になりつつある。仮に2勝で勝ち抜けのCSファーストステージで阪神と中日が対戦した場合、中日が相性抜群の先発投手を2人持っていれば俄然有利になるというわけ。

 先を見据えながら虚々実々の駆け引きが続く。果たして、阪神はCS圏内を確保し、さらに鯉を追うことができるか。(山戸英州)

最終更新:7/13(木) 17:00
夕刊フジ