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独4季目に自信満々 ケルン大迫勇也が秘めた野心を語った

7/13(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 昨年11月の18年ロシアW杯最終予選サウジアラビア戦(埼玉)で岡崎慎司(レスター)から1トップの座を奪取し、6月の同予選イラク戦(テヘラン)ではゴールも奪った。大迫勇也(ケルン)は昨季、日本代表ドイツ組トップのリーグ7得点を挙げ、存在感を一気に高めた。それでも「まだまだ得点は少ない。来季は2ケタ以上のゴールを取りたい」と意気込んで渡欧した本人に聞いた。

「このオフ、いつもよりは休みが長く取れた。その分、7月1日から始めたトレーニングでガンガン追い込みました。この日焼け具合を見れば分かるでしょう(笑い)。トレーナーさんとフィジカルも鍛えたし、バランスや体幹など身体の基礎も強化しましたから」

 心身両面とも、今すぐにでも試合ができそうな充実ぶりである。

 4シーズン目となるケルンでは、ブンデスリーガと欧州リーグ(EL)の掛け持ちとなる。

 8月31日、9月5日には日本代表の重要な最終予選終盤2連戦も待っている。

「今までよりもタフさが求められるシーズンになる。自分がチームの中心になって引っ張っていければいい」と強い自覚を持って来季に挑む。

 そのケルンだが、コロンビア人FWのコルドバがマインツから加入。

 移籍が取り沙汰された昨季25得点のFWモデストも残留の可能性があり、より一層、前線のポジション争いは激化しそうだ。

「普通にやれば大丈夫だと思います」と大迫は自信をのぞかせるが、チーム内で絶対的な地位を勝ち得るべく、ゴール量産を虎視眈々と狙う。

「ムダでもいいから、ゴール前に入っていく回数を増やすことを意識したい。(シュートの)精度や質、本数のすべてを高め、2ケタ以上の数字を達成したいですね。2カ月後には日本代表の試合もあるけど、まずは(ドイツ1部)ブンデスリーガです。チームで点を取って活躍すれば、代表もついてくる。(ホームの)オーストラリア戦はもちろん、勝ってサポーターの皆さんと喜べれば一番です。そのためにも個人として少しでもレベルアップできればいいと思っています」

 日本屈指の点取り屋は、秘めた野心を強く押し出した。

 オフの間に古巣・鹿島を訪問。

 MF小笠原満男や14年末に現役を引退したDF中田浩二の両先輩と食事し、刺激を得た。

 J1で優勝争いを繰り広げる鹿島を上回る勢いと実績を今季、ドイツで見せられるのか?

 大迫にとって勝負のシーズンが幕を開ける。

(取材/元川悦子・サッカージャーナリスト)