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71歳女、繰り返し睡眠導入剤混入か 2月には別の同僚事故死

7/13(木) 6:01配信

スポニチアネックス

 千葉県印西市の老人ホームの睡眠導入剤混入事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された准看護師波田野愛子容疑者(71)と同じ施設で働いていた女性職員=当時(60)=が今年2月、施設から帰宅途中に交通事故で死亡していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。県警は施設で睡眠導入剤の混入を繰り返していた疑いがあるとみて、死亡事故との関連を慎重に調べる。

 事故は印西市内の県道で2月5日午後5時半すぎに発生。同県佐倉市に住む女性職員の軽乗用車が中央線をはみ出し、対向車と正面衝突。職員は死亡した。現場は片側1車線のほぼ直線だった。遺体の解剖は行われなかったという。

 捜査関係者によると、ホーム内の事務室で今年6月中旬、30代の同僚女性が席を離れた際、女性の飲み物に白い液体を混入する様子を他の職員が目撃。施設側は警察に相談するとともに、混入する様子が写った動画と混入後の飲み物を提出。県警は6月21日、この女性に対する傷害容疑で逮捕した。今月11日には、5月に事務室で同僚の女性(69)と夫(71)に睡眠導入剤入りのお茶を飲ませ、帰宅途中に交通事故を起こさせて夫婦らを殺害しようとした疑いで再逮捕した。睡眠導入剤の混入を認めているという。

 波田野容疑者は2015年10月から勤務し、ホーム唯一の准看護師として入居者の健康管理を担当。入居者の睡眠導入剤を管理していたほか、自身も同種の薬を服用し、事務室の自分の机に保管していた。今年1月以降、13人の職員のうち、半数近い職員が強い眠気やめまいを訴えた際は、気遣う様子で「水分を取るようにしないと」などとアドバイスしていたという。

 施設長の男性(44)は「同僚と目立ったトラブルはなく、職員間の仲が悪いなどの不審な点は全くなかった。体調不良になったり、事故に遭ったりした人とは親しかった。本当に驚いている」と話した。