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熱中症を防災メールで啓発 浜松市消防局、暑さ指数など毎朝配信

7/13(木) 10:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 浜松市消防局は年々増加する熱中症の対策の一環でことしから新たに、携帯電話などに緊急情報を流す市の「防災ホッとメール」を活用した予防情報の配信を始めた。環境省が発表する「暑さ指数」などを毎朝発信し、市民に注意喚起する取り組み。担当者は「ぜひ登録して、熱中症予防の参考にしてほしい」と呼び掛けている。

 市の防災メールは地震や火災、気象、防犯などに関する情報を配信している。現在の登録者は約4万人。市消防局は「多くの市民にリアルタイムで一括して情報伝達できる」(担当者)として、防災メールを管理する市危機管理課と調整して熱中症の情報をメニューに追加した。

 配信する暑さ指数は、湿度と気温、日射の三つの要素を取り入れた指標。メールでは数値に「危険」「厳重警戒」「警戒」などの言葉を添えて、危険レベルを分かりやすく伝えている。全国や市内の救急搬送者数や具体的な予防策の情報も掲載している。

 配信時間は平日の午前9~10時。土、日曜と祝日分は、金曜日か祝前日の午後4時ごろに発信する。雨天時や雨天が予想される場合は送信しない。

 市教委も11日、市立の小中学校と高校に対し、受信登録して学校活動の参考にするよう通知した。

 防災メールは市の公式サイトから登録できる。熱中症の予防情報は「地域情報」の一つとして配信している。



 ■救急搬送が急増 7月52人

 浜松市内では7月に入り、熱中症による救急搬送が急増している。市消防局のまとめ(速報値)によると、4月29日~6月30日の約2カ月間は26人だったが、7月は2週間足らずで倍の52人(11日現在)に達した。

 警防課によると、晴天続きで気温と湿度が上昇していることが主な要因だという。搬送者数を週別に見ると、6月27日~7月2日の12人に対し、7月3~9日は30人と大幅に増えた。今週に入っても10日と11日の2日間で、既に12人と増加傾向が続いている。

 搬送者は屋外だけでなく、自宅など室内で過ごしていた人が症状を訴えるケースも目立つという。年齢別では子どもと高齢者が多い。数日間入院した事例もあったという。2016年は4月第4週から10月第2週まで241人が搬送された。同課の担当者は「こまめな水分補給と十分な休息を心掛けてほしい」と注意を促している。

静岡新聞社