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元部員逮捕の拓大紅陵コールド発進 指揮官が称えた心のコントロール

7/13(木) 14:00配信

東スポWeb

 元硬式野球部員の少年3人が売春防止法違反容疑で逮捕された拓大紅陵が12日、全国高校野球選手権大会千葉大会に出場。ゼットエーボールパークで行われた1回戦で秀明八千代を11―0の6回コールドゲームで下し、2回戦に駒を進めた。大会期間中の処分の可能性もあるなかでの戦い。その舞台裏では…。同じ千葉大会では過去に「ルールを知らない野球部員」の動画で話題になった浦安南も登場した。

 売春あっせんで元野球部員3人が逮捕されるという衝撃。そんななか、拓大紅陵は大勝で2回戦に進出した。初回、元ヤクルト・度会博文氏の長男で主将の度会基輝外野手(3年)の2点二塁打で先制するなど打者一巡の猛攻で一挙6点。試合の主導権を完全に握り、投げてはエース・大宅健介(3年)が5回を3安打無失点に抑え、勝利を呼び込んだ。

 スタンドにはベンチメンバーを外れた野球部員と吹奏楽部、保護者からなる応援団が駆けつけ、声をからした。心配されたヤジもなく、拓大紅陵ナインには温かい声援が送られた。もちろん開会式前日の10日に元部員が逮捕された今回の一件にナインが動揺していないわけがない。チーム内では出場辞退の可能性もささやかれた。試合前日の11日には度会主将から沢村監督に不安を吐露するメールがあったという。

 試合前、指揮官はナインに「激励の目で見てくれる方、違う目で見る方もいる。とにかく楽しんでやろう」と伝えた。とにかく野球に集中する。それだけだった。度会主将も「こういう状況のなかで、やることはしっかりやろう。自分たちらしくやろう」とチームを鼓舞。父・博文氏からも「今までやってきたことを出すだけ。自分らしくやってこい」との言葉をもらい、4打数3安打2打点と活躍した。

 試合後、沢村監督は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。また頑張ります」と頭を下げた。そして「選手たちも不安が大きかったと思う。今日は野球ができる喜びを感じてやってくれた。自分の心のコントロールはすごくできていた」とナインをたたえた。

 ただし、今後、どうなるかは分からない。現在、日本高野連が調査報告書の再提出を千葉県高野連に要請。千葉県高野連関係者は「学校のほうへ調査書の再提出をお願いしているところ。最終的な処分、結論がどのくらい先になるかは、現段階ではお答えできません」と話した。千葉県高野連副会長を務める森章校長はこの日も球場に姿を見せなかった。次戦は14日に柏中央との2回戦が予定されている。

最終更新:7/13(木) 14:00
東スポWeb

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