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韓国中銀、政策金利を予想通り据え置き 消費弱く景気支援継続

7/13(木) 10:15配信

ロイター

[ソウル 13日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は13日、政策金利を過去最低の1.25%に据え置くことを決定した。景気見通しは引き上げたものの、消費の弱い状況を踏まえ、世界の流れに乗じてタカ派に転じることは踏みとどまった。

据え置きは13カ月連続。ロイター調査ではエコノミスト20人全員が据え置きを予想していた。アナリストの大半は、年内は金利が据え置かれ、金利正常化に向けた動きは来年になるとの見方を示している。

政策決定を受けて通貨ウォン<KRW=>と韓国株<.KS11>は上昇した。

李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は政策会合後の記者会見で、今年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを4月時点の2.6%から2.8%に上方修正し、輸出と設備投資の強さに言及した。

ただ、世界的な需要の底堅さだけでは景気回復の加速は見込めないとの考えも示唆し、「マクロ経済の観点からすれば景気は確実に回復しているが、雇用市場や家計所得の状況は依然として予想を下回っている」と指摘した。

市場では韓国中銀が欧州やカナダの中銀に追随してタカ派に転じるとの見方が一部で出ていた。

IBK証券の債券アナリスト、キム・ジナは「現在のところ、政策引き締めに関する議論は一部の先進国だけのようだ」と指摘。「きょうの李総裁の発言はそれほどタカ派ではなかった」と述べた。

韓国投資証券の債券ストラテジスト、Oh Chang-sob氏は「今年下半期の利上げは難しいだろうが、2018年上半期の利上げは避けられないだろう」と指摘。米国の金利上昇により韓国から資本が流出するリスクが高まっているとした。

また、キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、クリスタル・タン氏は、リポートで「景気回復が物価圧力の高まりにつながっている兆候はなく、韓国は利上げを急がないだろう」との見方を示した。

最終更新:7/14(金) 2:24
ロイター