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カナダ中央銀、7年ぶり利上げ 住宅バブルの懸念受け

7/13(木) 11:17配信

朝日新聞デジタル

 カナダの中央銀行のカナダ銀行が12日、2010年9月以来、約7年ぶりの利上げに踏み切った。政策金利の誘導目標を0・25%幅引き上げて年0・75%とする。景気回復に加え、低金利で住宅バブルの懸念が高まっていた。欧米では金融緩和の「出口」に向かう国が広がっており、日本との差が鮮明になっている。

 カナダ経済は、14年以降の原油安を受けて景気が減速。カナダ銀は15年に政策金利を1・00%から0・50%に引き下げていた。15年に1%を割った成長率は昨年は1・4%に回復。今年は2%近くに回復するとみられている。

 利上げに踏み切った背景の一つが、住宅価格の高騰だ。バンクーバーやトロントなどの主要都市では、低金利を背景に中国などからの不動産投資が増加。価格の高騰が続いている。

 先進国では、米国がすでに利上げに転じているほか、欧州中央銀行(ECB)も量的緩和の縮小を検討し始めており、危機後の金融緩和の手じまいに動いている。だが、物価が上がらない日本では、金融緩和の「出口」がみえないままだ。(ワシントン=五十嵐大介)

朝日新聞社