ここから本文です

<ウィンブルドン>ジョコビッチ棄権 男子上位4人姿消す

7/13(木) 10:17配信

毎日新聞

 【ウィンブルドン前本麻有】テニスのウィンブルドン選手権は第9日の12日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス準々決勝が行われ、4強が出そろった。第1シードで世界ランキング1位のアンディ・マリー(英国)は第24シードのサム・クエリー(米国)に6-3、4-6、7-6、1-6、1-6で敗れ、連覇を逃した。第2シードで同4位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第11シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)との第2セット途中に右肘の痛みを訴えて棄権し、世界ランキング上位4人が全員姿を消した。同5位で第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6-4、6-2、7-6で快勝。第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)も第16シードのジレ・ミュラー(ルクセンブルク)を3-6、7-6、7-5、5-7、6-1で降し、初めて4強入りした。

 ◇「こんな形で終わるのは残念」ジョコビッチ

 力のないボールはサイドラインを大きく外れた。3度の優勝を誇るジョコビッチのフォアハンドは、見るからに不調だった。第2セット第3ゲームで最初のポイントを落とすと、彼は首を振りながら審判に歩み寄り、棄権を申し入れた。

 敗因は「もう1年半以上悩んでいる」という右肘の痛み。「こんな形で終わるのは残念」と悔やんだ。1日に英国であった芝コートの前哨戦では、決勝で世界ランキング14位のガエル・モンフィス(フランス)にストレート勝ちして優勝。今大会に向けて仕上がりの良さをアピールした。だが、痛みは開幕時点で既にあったという。

 昨年の全仏オープンで生涯グランドスラムを達成。それでも「シーズンを通して最高のレベルでプレーするのは難しい」と説明し、「今日は最悪だった。プレーすれば悪化する。今は休養を考えなければならない」と続けた。ささやかれる「燃え尽き症候群」か、それとも頂点を極めた経験からの余裕か。彼の表情は悟ったように穏やかだった。【前本麻有】

 ◇ベルディハ、あっさり2年連続4強

 31歳のベルディハは第1セットを7-6で取ると、ジョコビッチの途中棄権により、あっさり2年連続4強を果たした。2010年に初めて決勝進出したもののナダルに敗れ、実力者ながらまだ無冠。報道陣に当時から何が変わったが尋ねられると「当時から多くの経験を積んできた。比較はできない」と応じ、35歳のフェデラーとの準決勝に「面白くなりそうだ」と自信を見せた。

最終更新:7/13(木) 12:18
毎日新聞