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オーナー続投明言せず 由伸監督はマギー2番二塁でアピール

7/13(木) 12:27配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 巨人の高橋由伸監督(42)が12日、東京ドームでのヤクルト戦前に読売新聞東京本社を訪れ、老川祥一オーナー(75)やグループ本社の渡辺恒雄主筆(91)らに前半戦の報告を行った。

 3年契約2年目の今季は、球団ワースト記録を更新する13連敗を喫するなど低迷。堤GMが事実上の解任となり、今月1日には自力優勝の可能性が消えるなど散々な前半戦だっただけに、取材に応じた老川オーナーは微妙なニュアンスだった。

「長嶋さん、王さんも非常に苦しい時期があったわけで、今は2年目だけど、今年はもちろん頑張ってもらうとして、来年もしっかり頑張っていただけるようにということ」

 そう言って由伸巨人3年目となる来季について言及した、と思いきや、すぐに、「来年の話? いや、具体的に来年どうのということではない。来年、チーム全体が強くなっていけるようにということ」と一般論だと強調。報道陣の「契約が残る来年まで引き続き指揮を執ってもらいたい?」という質問には「そんな先のことを言っているわけではない。来年どうしようという、そんなところまで話に出ていない」と来季の続投については、最後まで言及を避けたのである。

■マギー「二塁」起用はオーナーの意向?

 さる球界関係者がこう言う。

「要するに来年までの3年契約を全うできるかは、後半戦次第ということでしょう。目安はAクラスの3位以上ともっぱらです」

 オーナーに報告を行ったこの日、高橋監督は三塁のマギーを初めて「二塁」でスタメン起用。それも「2番」に入れる大胆な用兵に打って出た。そのマギーが1安打2四死球でチャンスメークするなど新打線が機能。ヤクルトに3連勝で前半戦を終えたが、「そういえば12年前、2005年7月にこんなことがありました」と古参のチーム関係者がこう言った。

「同じように3年契約2年目だった当時の堀内監督が、オーナーへの中間報告の席で『フレッシュな若手を使ってほしい』と要望された。その日の試合で、当時はまだ若手だった矢野をスタメン起用するなど、オーナーの意向を反映させた。その年は結局、優勝した阪神と25.5ゲームも離され、借金18の5位。任期途中で解任されてしまいました」

 球団首脳との会談を「皆さんも試合を見られていて、その中で感じられていることもあるだろうし、意見交換した」と振り返った高橋監督。まさか「マギーを二塁で使って攻撃的な布陣でいけ」とアドバイスされたわけではないだろうが、来年のためには後半戦もアピールを続けるしかない。4位に浮上した巨人と3位DeNAの差は4ゲームである。

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