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「ユーザー要望を反映した」パラレルス、仮想化ソリューション新版

7/13(木) 10:08配信

ITmedia エンタープライズ

 パラレルスは2017年7月12日、ビジネス向け仮想化ソリューションの最新バージョン「Parallels Remote Application Server v16」を発表した。同年8月1日から提供を開始する。

 Parallels Remote Application Server(以下、Parallels RAS)はPC/スマートフォン/タブレットなどさまざまなデバイスへ仮想アプリケーションと仮想デスクトップ配信が行える仮想化ソリューション。MicrosoftのRDSやRDSH、また広く普及しているVDIなどを利用して、さまざまなWindowsアプリケーションまたはフル機能のデスクトップ環境を簡単に配信できる。

 同社代表取締役の下村慶一氏はシトリックスやヴイエムウェアなど競合製品と比べてのParallels RASの優位性について「シングルコンソール/シングルサーバ構成による高い作業性、各種自動化機能や対話形式の設定、ロードバランス機能の標準搭載など、ライセンスの低コスト化だけでなく作業効率のいいサーバ/コンソール構成を構築できるのがParallels RASの特長」と語る。

 新バージョンとなるParallels RAS v16では、VDIの改善やTurbo.netの統合、セキュリティの強化など、主にユーザーからの要望を反映した機能追加や改善が行われている。新機能やアップデートの詳細は以下の通り。

・PowerShell APIの拡張タスクベースのコマンドラインシェルおよびスクリプト言語の自動スクリプトを使用した、複雑な構成や反復作業への対応。
・iOS/Androidモバイルエクスペリエンスの拡張アプリケーションメニューコマンドへのアクセス時間を節約するQuick Keypad機能、iOSでのSwiftpoint GT Bluetoothマウスへの対応。
・Parallels HTML5クライアントのカスタマイズWebアクセス エクスペリエンスを改善、自社のロゴ/カスタムカラー/企業メッセージなどでブランディング可能に。
・MSP/ISV向けの新しいサービスオプションWindows 7/8/10やRD CALなどのWindowsデスクトップライセンスを使用せずにリモートデスクトップVDI用の無制限に作成できるWindows Serverで、サービスプロバイダーはMicrosoft SPLAに準拠したVDIソリューションを提供可能に。
・セキュリティの強化Parallelsクライアントの各ユーザーが利用できる設定オプションを場所別/時間別/デバイス別に制御および制限可能に。リモートでのデバイスロックや、USBデバイスおよびクリップボードの使用制限にも対応。
・印刷機能の向上Parallels RASユニバーサルプリントにより、サーバベースのデスクトップまたは仮想アプリケーションを使用するローカルプリンタでの印刷パフォーマンスとレスポンスが向上。
・VDI向けのリンククローンVDI向けのより高速かつ省スペースのオプションを装備。
・Turbo.netの統合コンテナ化によって複数バージョンのアプリケーションや競合アプリケーションを同一サーバで同時に実行・管理が可能に。
・Nutanix AcropolisハイパーバイザーのサポートMicrosoft SPLAを使用しているMSPおよびISVは、VDIの展開にMicrosoft Windows Serverを使用可能に。

 Parallelsアジア太平洋地域ジェネラルマネージャーのケビン・グリーリー氏は「Parallels RASが対象とする主なユーザーは100~2000人の中堅企業、その中堅企業にサービスを提供するMSP、サーバ型アプリケーションを開発するISVの3つ。中堅企業はコスト意識が高く、MSPは管理とサポートの容易さを求め、ISVはアプリケーションをマルチテナントのクラウド対応にしたい。Parallels RASはこれらのニーズに応えることができる。自動化、サービスの可用性、ユーザーエクスペリエンス、セキュリティなど、Parallels RASのメリットはIT管理者にとって好評な機能ばかり。今回の新機能ではフィードバックに基づき、ユーザーが望んでいる機能を実装した」と語る。

 「働き方改革、セキュリティ強化が日本国内で重要視されている。Parallels RASはセキュリティの強化、働き方改革への対応、Windows 7 サポート終了(EOS)対応、外部からのアクセス対応など、クライアント仮想化によるITの経営課題を解決していくソリューションである」(下村氏)