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東海道新幹線の停電、原因公表 エアセクションが一因

7/13(木) 13:39配信

朝日新聞デジタル

 大阪府高槻市の東海道新幹線で6月に架線が切れて停電した事故で、JR東海は13日、架線を切り替えるために2本の架線が並行している「エアセクション」と呼ばれる区間で、一方の架線と不完全に接触し続けたことが主な原因と発表した。同社によると、新幹線の架線がこうした原因で切れたのは初めてという。

 JR東海によると、断線したのは列車の集電装置「パンタグラフ」と接する直径約1・5センチのトロリー線。事故があった6月21日は大雨でダイヤが乱れ、下りの「のぞみ241号」が午後7時37分ごろ、京都―新大阪駅間の高槻市の線路上で約11分間にわたって停車した。この場所がエアセクション区間で、並行するトロリー線の片方がパンタグラフと不完全に接触し続けたことで熱が発生して切れ、車両に触れて停電したという。前方には複数の列車がいて、電流も大きかったことも影響した。

 同社は事故を受け、標識を設置するなどエアセクション区間での停車を避ける対策をとるとしている。

 事故では、山陽新幹線も含めて延べ29本が運休し、延べ8万9千人に影響した。同社は断線の原因を社内で調べるとともに、鉄道総合技術研究所にも検証を依頼していた。(広島敦史)

朝日新聞社