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大人気アーケードカードゲーム最新作がついに稼動! 『ロード オブ ヴァーミリオンIV』稼動記念イベントリポート

7/13(木) 17:13配信

ファミ通.com

●『LoV4』がいよいよ稼動開始! 記念セレモニーの模様をお届け
 スクウェア・エニックスのアーケードゲームタイトルのなかで、9年の歴史を持つ『ロード オブ ヴァーミリオン』(以下、『LoV』)シリーズの最新作『lov4』が、2017年7月13日についに稼動を開始した。本記事では、タイトーステーション BIGBOX高田馬場店にて開催された、『ロード オブ ヴァーミリオンIV』稼動記念セレモニーの模様をリポートしていく。

●松田氏と平田氏が『loV4』にかける想いを語る!
 セレモニーでは、まず本作のプロデューサーを務める平田重之氏が登壇し、『LoV4』の魅力をアピール。「『LoV』シリーズは、アーケード初参入タイトルとして稼動を開始しました。このタイトルは9年、さらに10年の橋渡しとなる今年に最新作『LoV4』をリリースできたのも、皆さまのおかげだと思っています」と感謝の気持ちから語った。そして、「このシリーズは、カードがひとつの魅力になっています。本作からは新しいレアリティーの“エクストラコスチュームレア”が登場していますが、そこがいちばんの魅力かなと思っています」と本作の見どころをコメントした。

 続いてセレモニーには、スクウェア・エニックス代表取締役社長である松田洋祐氏が登壇。松田氏は、「『LoV』シリーズは2008年の6月から稼動を開始して、スクウェア・エニックスのアーケードゲームの歴史を作ってきたタイトルです。アーケードビジネスは非常に重要です。コンシューマゲーム、スマートフォンゲームを含めて、アーケードゲームはライブとしての価値を持つものだと考えていますので、新タイトルはこれからもどんどんリリースしていきます。ご期待いただければと思います」とコメントした。

●平田氏へ今後の意気込みを聞く!
 イベントのあとには、ゲームセンターでの稼動を見届ける平田氏にお話しを伺うことができたので、以下に掲載する。

--稼動おめでとうございます。いよいよ本作が稼動開始となりましたが、いまのお気持ちからお聞かせいただけますでしょうか。

平田氏 安堵したというのは正直なところです。スタートラインを迎えたわけですが、ここから増々エンジンをかけていきたいと思います。

--これからは運営のフェーズとなりますが、具体的にはどのような施策を?

平田氏 さまざまな細かい施策というのは検討段階ですが、本作は“霊核”というアイテムでチャットボイスなどを手に入れられます。過去作では霊核のようなアイテムは、基本的にゲームプレイでの手に入れられましたが、本作ではメインユニットで購入できるようになりました。また、アイテムをもらえるキャンペーンなども予定しています。これから直近でもひとつかふたつほど、キャンペーンを予定していますので、お待ちいただければと思います。また、大会イベントといったものも予定していますので、順次公開していきたいです。公式配信も、これまで以上に定期的に行っていければと。

--ユーザーが直接参加できるような店舗イベントを実施する予定はありますか?

平田氏 店舗間で交流するようなイベントは考えていきたいです。どういった内容にするかは現在検討中ですので、楽しみにお待ちいただければと思います。

--最後に、本作の稼動を心待ちにしていたユーザーに、メッセージをお願いいたします。

平田氏 シリーズを大好きな方、ここから始めようかなという方、現在はプレイをやめてしまったという方など、いろいろなユーザーさんがいらっしゃいますが、そういった皆さん全員に楽しんでいただけるゲームになっています。ぜひプレイして、長く楽しんでいただければと思っています。

 セレモニーの終了後には、早速プレイヤーが列を作って本作をプレイし始めた。タイトーステーション BIGBOX高田馬場店に来店したプレイヤーは、抽選くじを引くことで本作のポスターなどがもらえるキャンペーンも開催されていた(稼動イベント日の期間限定)。長い歴史を持つ本シリーズが、今後どういった展開を見せるのかに期待したい。

●スターターパック開封の儀
 完全に蛇足ではあるが、本作のメインユニットで購入できる3つのパックの中身を公開。スターターパックには、NESiCA(共通カード)、プレイヤーカード、使い魔カード7枚が封入され、これを買えばすぐに本作をプレイできる。また、拡張デッキパックには、構築済みの使い魔カード7枚セットが2デッキ分封入されており、スターターパックとは別のデッキを使いたいという人にオススメだ。また、スリーブパックには、使い魔カードをキズや汚れから守るカードスリープが入っている。手に入れたレアカードを守りたいという人は最初に購入しておきたい。

■スターターパックの使い魔カード一覧
・ロロ
召喚アビリティ:マナヘイスト(マナ吸収速度が上がる)

・オル・フ
召喚アビリティ:-
※アビリティがない代わりにパラメータが高い。

・ナディ・ソーマ
召喚アビリティ:レンジアップ(射程距離が延びる)

・ベヒーモス
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:スロウブースト(攻撃力が上がる。スロウアタックの「移動速度を下げる効果」が上がる)

・ラミア
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:マックスHPダウン(攻撃力が上がる代わりに、最大HPが下がる)

・ストラス
召喚アビリティ:-
アーツ:黒羽君主の魔草(範囲内にいるもっとも攻撃力が高い自使い魔1体の攻撃力を一定時間上げる。さらに、対象が魔種のとき、移動速度を一定時間上げる)

・ファウスト博士
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:ハイコストアップA(攻撃力が上がる。戦場に自身より召喚コストが高い自ユニットがいると、自身の攻撃力が上がる)

■拡張デッキパックの使い魔カード一覧(デッキ1)
・ボーア
召喚アビリティ:エースサポートD(自身が戦場に出ているあいだ、もっとも攻撃力が高い自使い魔の防御力を上げる)

・アズラエル
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:アームドPSYダメージ(精神力が上がる。自身の攻撃に「精神力ダメージ」を上乗せする。この効果は、血晶武装している自使い魔が多いほど上がる)

・セルディット
召喚アビリティ:アームドコストカット(自身の周囲にいる、自身と同じ種族の自使い魔の武装コストを下げる。ただし、一定コスト以下にはならない)

・フェニックス
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:リベンジリレイズ(自身が死滅したとき、血晶武装状態で再召喚することができる。さらに、最召喚時に攻撃力と防御力が上がる。ただし、これらの効果は最初の死滅のときにしか適応されない)

・ミリア
召喚アビリティ:マナバースサモン(自身が戦場に出ているあいだ、自身と同じ種族かつ、召喚コストが一定以上の自使い魔を召喚したとき、マナを生み出す)

・ケルベロス
召喚アビリティ:アームドアタック(血晶武装している敵ユニットへ攻撃したとき、自身の攻撃に、「固定ダメージ」を上乗せする)

・グリフォン
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:サクリアタックタイムS(攻撃力と移動速度が上がる。ただし、攻撃間隔が長くなる)

■拡張デッキパックの使い魔カード一覧(デッキ2)
・トリトン
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:Wウィーク(防御力が上がる。自身の攻撃に、「攻撃力と防御力を一定時間下げる効果」を付与する)

・キマ
召喚アビリティ:サモンコストカット(自身が戦場に出ているあいだ、自身と同じ種族の自ユニットの召喚コストを下げる。ただし、一定コスト以下にはならない)

・アビス
召喚アビリティ:タワーアタック(マナタワー制圧力が上がる)

・自律駆動歩兵56号
召喚アビリティ:-
※アビリティがない代わりにパラメータが高い

・ヒステリー・トム
召喚アビリティ:-
アーツ:エキサイト・トム(範囲内にいるもっとも攻撃力が高い自使い魔1体の精神力を一定時間上げる。さらに、対象が不死の使い魔のとき、効果中に死滅した場合の召喚コストを減らす。ただし、一定コスト以下にはならない)

・サンジェルマン
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:ダメージDEFバースト(防御力が上がる。自身が攻撃を受けるたびに、防御力が下がる。このペナルティはゲートまたはマナタワーへ帰還するまで持続する)

・メリーウィドウ
召喚アビリティ:-
武装アビリティ:-
血晶武装アビリティ:ポイゾアタック(防御力が上がる。自身の攻撃に、「一定時間『毒』状態にする効果」を付与する。※毒:固定ダメージを断続的に受ける)

●開発陣に直撃! 『LoV』プロデューサー3名のプチインタビュー
 また、本作の稼動開始記念の企画として、本シリーズに携わってきた柴 貴正氏(シリーズプロデューサー)、丹沢悠一氏(『LoV3』、『LoVRe:3』プロデューサー)、そして平田氏の合同インタビューも行なった。本作のファンはこちらもチェックしてほしい。

[関連記事]
・『FFXV』とのコラボレーションも発表! 『ロード オブ ヴァーミリオンIV』9周年記念特別イベントをリポート

●シリーズの回顧 そして、新プロデューサーの意気込みは?
--2017年6月17日で、『LoV』シリーズはめでたく9周年を迎えることとなりました。第1作から関わられている柴さんの、いまの率直はお気持ちはいかがでしょうか?

柴 7周年、8周年と毎年思うことなのですが、「そんなに長いあいだやっているんだ」というのが私の気持ちです。なかには、9年まえからずっと『LoV』をプレイしてくださっている方もいて、本当にありがたく思っています。それだけユーザーさんにゲームにカロリーをかけて遊んでいただけて、改めて身が引き締まる想いです。

--柴さんは長いあいだアーケードゲーム市場に携わられていますが、過去と現在でアーケードゲーム市場の変化をどのように感じられていますか?

柴 自分の技術を高め、そのゲームの頂点を目指すようなコアなユーザーさんが多いというのは変わっていないと思います。現在はスマートフォンのゲームのような、無料で遊べるゲームがたくさん登場していますが、プレイごとにお金がかかるアーケードゲーム市場が縮小したとは感じません。むしろ、スマートフォンゲームにも対戦プレイに重点を置いたゲームも増えてきています。もっとコアな対戦ゲームがやりたいという人にもアーケードゲームを遊んでほしいですし、アーケードゲームユーザーにもスマートフォンゲームを遊んでもらいたい。こういった展開を考えていければと思っています。また、アーケードゲームでは、ひとりでガッツリ楽しむ以外に、コミュニティを作って、みんなでワイワイ楽しむという遊びかたもさらに広がってきていますから、こういった要素も大事にしていきたいですね。

--『LoV3』からプロデューサーを手掛けられている丹沢さんは、これまでの歴史を振り返ってみていかがでしょうか。

丹沢 私は『LoV』シリーズに携わるまではコンシューマゲームの開発が多かったので、これだけワンタイトルにずっと関わるような経験は新鮮でした。不具合が発生したら1秒でも早く修正をしたり、雨の日になると目に見えてインカムが落ちたり、キャンペーンがスタートすればすごくインカムが伸びたりなど、日々変化があって、『LoV』はいっしょに暮している人のように感慨深い存在です。

--休みの日もそうですし、年末年始などもゲームセンターは営業していますから、心の底から休めるときがなかったのでは?

丹沢 そんなことないですよ(笑)。

柴 それを言うと、新しいカードが追加されるタイミングが、いちばん心休まるんじゃないですかね。

丹沢 そうですね! カード追加のバージョンアップの初日は、都内のゲームセンターを巡って皆さんがプレイされている様子を見るのが私の恒例なのですが、ユーザーさんが楽しんでプレイしてくださっているのを見られるのは、本当にうれしいですね。私が来るのをわかっている方は栄養ドリンクを差し入れしてくれたりすることもあって。たいへんなのはもちろんですが、バージョンアップのたびにユーザーさんによろこんでいただけるのは本当にうれしいです。

--そんなシリーズも『LoV4』が稼動しましたが、このタイトルは平田さんがプロデューサーを務められることになりました。どんな方なのか、気になる人も多いと思いますので、恐縮ですが平田さんから自己紹介をお願いできますでしょうか。

平田 私が最初にゲーム業界に飛び込んだのは、チュンソフトさんになります。そこではゲームプランナーとしてお仕事をさせていただきまして、その後、いろいろな業種や会社でお仕事をさせていただいて、現在はスクウェア・エニックスにて活動しております。

--いままでも幅広くゲーム開発を行われてきているわけですね。

平田 いろいろなジャンルのディレクターだったりプロデューサーだったりと、さまざまなタイトルを手掛けさせていただきました。

--そして、現在は『LoV4』のプロデューサーをされているわけですが、意気込みのほどはいかがでしょうか。

平田 9年間毎日のように積み重ねて、ファンの方も多いタイトルですから、ある種のプレッシャーは感じますね。

--なるほど。『LoV4』はさまざまな魅力のあるゲームだと思いますが、平田さんが注目してほしい要素は、どこになりますでしょうか。

平田 ゲーム内容はもちろんですが、エクストラコスチュームレアのカードに注目していただきたいです。これは私が実現したかった要素のひとつで、さらなる魅力のある新しいレアリティのカードを作りたかったんです。『LoV』はさまざまなプロデューサーの方が手掛けてきて、それぞれの“色”のあるタイトルです。このエクストラコスチュームレアも、私の“色”のひとつになるとうれしいなと思います。

--エクストラコスチュームレアのカードを使うと、ゲーム内のモデルも変化します。これは開発するのもたいへんなのでは、と想像するのですが。

平田 エクストラコスチュームレアのカードは姿こそ変われど、能力は変わりません。それなら、新しい使い魔を追加したほうがいいじゃん! という意見もありますが、新しい使い魔を追加するのと同じくらい、もしくはそれ以上に魅力あるカードになれると思っています。

--そのほかに、『LoV4』はいままでの世界観から現代風へと一新されましたが、その理由などもお伺いできますでしょうか。

丹沢 ファンタジーの魅力というのはもちろんあるのですが、これだけ長い歴史のあるゲームになると、専門用語など、説明することが非常に多くなってしまいます。これだと、新しくプレイヤーになっていただける可能性のある方にとっては、ゲームをプレイするまえに覚えることが多くなりすぎてしまうんです。それは世界観だけではなくて、ゲームシステムも同様ですね。

平田 世界観は一新しましたが、基本的なゲームシステムは『LoV3』と同様ですし、物語は『LoV3』とキチンとつながっているので、現在のプレイヤーの方も安心して遊んでいただけるかと。ゲームシステムもシンプルかつ奥深いものになっていますから、ゲーム内容にもご期待いただきたいです。

丹沢 世界観の刷新は最初は悩んだのですが、ディレクターの浅尾祥正さんや使い魔カードの絵柄などを統括しているカードディレクターの方、カードのイラストレーターの方々と相談しまして、「これなら絶対おもしろくなる!」と全員が思って決めているので、ぜひお楽しみにしてください。

柴 『LoV』シリーズのメインプロデューサーは、平田で4人目になります。いつもそうなのですが、プロデューサーが変わるなら、ゲームも新鮮なものにしていってほしいと、私は思っているんです。平田にはいままでのシリーズの伝統は守ってもらいつつ、自分の色を出していってほしいなと。

丹沢 柴も私も、まったく『LoV』シリーズの開発に関わらなくなるわけではないです。むしろ、会社の席はすごく近いところにあるので、いっしょになって新しい『LoV』を作っていきたいですね。

--丹沢さんは、『フィギュアヘッズ エース』の開発もされてきているわけですが、今後も対戦できるアーケードゲームの開発は考えられているのでしょうか?

丹沢 対戦ゲームというジャンルにこだわっているわけではありません。私は最新技術が好きで、技術公開をするショーなどにもちょくちょく顔を出したりしているのですが、そういった最新技術を盛り込んだ、“アミューズメント”ならではのアーケードゲームを手掛けていきたいという展望はあります。家庭用ゲームではそういったハードからゲームを作るということはできませんから、それができるアーケードゲームならではの魅力の詰まったものを、これからも皆さんにお届けしていきたいです。

■『フィギュアヘッズ エース』公式サイト(https://fheads-a.jp/《⇒こちら》)

--シリーズの今後ということで、丹沢さんが過去にお話しされていたメディアミックス展開についても、気になるところですが。

丹沢 まだ具体的なお話をできる段階ではないのですが、進めているかそうでないかで言うと、進めています。ゲーム本体の舵取りは平田が担当しますが、私も引き続き、メディアミックスや『LoV』シリーズの展開については携わっていきます。ゲーム以外でもおもしろいものをお届けしていきたいと思いますので、こちらは発表をお待ちください。

--2018年は10周年という節目の年となりますが、今年と来年の展開はどのような?

平田 こちらもまだ詳しくはお伝えできませんが、来年は何と言っても10周年になりますから、そのときは盛大にドーンと! これまで9年の歴史を刻んできたタイトルなので、すでに多くの人に認知されてきていると思っておりますが、さらにコンテンツとして育てていけるようにがんばっていきたいです。

--今後の皆さんの活躍を楽しみにしたいと思います。それでは最後に、今後の意気込みをお答えいただけますでしょうか。

丹沢 我々の会社のなかでも、どんどん新しいプロデューサーが登場して、楽しく新しいものを作ってくれたらうれしいです。もちろん私自身も新しいものを作っていきたいですし、平田もがんばってくれるでしょうから、ご期待いただきたいです。

平田 『LoV4』がついに稼動となります。現在のファンの方はもちろん、これから本作を遊んでいただける方にも楽しんでいただけるようにがんばりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

--柴さんはいかがですか?

柴 もう、これはひと言。平田がんばれ! それだけです!


 シリーズの過去、現在、未来を作り上げてきたプロデューサー陣。そのプロデューサーたちが手掛ける、シリーズのひとつの集大成と呼べる『LoV4』が、ついにスタートした。新しいゲーム性やその後のシリーズ展開など、今後の動向に期待したい。

最終更新:7/13(木) 17:13
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