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<千葉睡眠剤事件>事故死職員も「めまい」 同僚と同じ症状

7/13(木) 11:45配信

毎日新聞

 千葉県印西市の老人ホームの睡眠導入剤混入事件に絡み、2月に起きた交通事故で死亡したホーム職員の女性(当時60歳)が、睡眠導入剤入りのお茶を飲んだ恐れがある同僚らと同じような症状を訴えていたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は、別の同僚女性らに睡眠導入剤入りのお茶を飲ませ交通事故を起こさせたとして准看護師の波田野愛子容疑者(71)を殺人未遂容疑で再逮捕しており、死亡した女性の事故との関連を慎重に調べている。

 捜査関係者やホーム関係者によると、事故は2月5日夕、ホームから1キロ弱離れた印西市内の県道で発生した。女性は「めまいがする」などと訴え早退し、帰宅のため軽乗用車を運転中に対向車と正面衝突。搬送先の病院で死亡した。現場は片側1車線で見通しの良いほぼ直線だった。女性の血液の分析や司法解剖は行われなかった。

 女性の遺族は12日夜、毎日新聞の取材に「(女性は)普段、不調を感じている様子はなかった。容疑者との間にトラブルはなかったと思う」と話した。

 老人ホームでは今年、職員5人がめまいや急激な眠気などを訴えるようになった。5月15日には女性職員(69)と夫(71)がお茶を飲み、車で帰宅途中に事故を起こして負傷。夫婦の血液から睡眠導入剤の成分が検出されたため、別の女性職員への傷害容疑で逮捕していた波田野容疑者が殺人未遂容疑で再逮捕された。

 県警は13日、同容疑で波田野容疑者を送検した。【斎藤文太郎、秋丸生帆】

最終更新:7/13(木) 12:15
毎日新聞