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「核なき世界願う」 原爆の日の平和記念式典、遺族・こども代表4人が抱負 広島

7/13(木) 7:55配信

産経新聞

 原爆の日(8月6日)に平和記念公園(広島市中区)で開かれる平和記念式典で「平和の鐘」をつく遺族代表とこども代表、「平和への誓い」を読み上げるこども代表2人の計4人が12日、市役所で会見し、「平和への願いを込めたい」などと抱負を語った。

 平和の鐘をつくのは、小学校教諭の木村陽己(ようこ)さん(39)=西区=と市立中筋小6年の紀平鵬裕(ともひろ)さん(12)=安佐南区。

 平和の誓いを読み上げるのは、市立大芝小6年の竹舛直柔(なおなり)さん(11)=西区=と市立中筋小6年の福永希実(のぞみ)さん(11)=安佐南区。

 木村さんは被爆者の祖母らを持つ被爆3世。昨年亡くなった祖母からは被爆体験を聞くのがためらわれ、最後まで詳しく聞けなかったが、平和記念式典には自分の子供を幼いころから連れて行っていた。

 「戦争はだめとか、核兵器はいけないというような自分たちでノーがいえる子供たちを育てたい。今回は、いろいろな人にそれが伝えられるチャンス」と語った。

 紀平さんは、被爆者から体験談を聞くなどして学校での平和学習に取り組んできた。「とてもいい経験ができると思って立候補した。平和の鐘を鳴らすことで、世界から核兵器がなくなるよう願う」と言葉に力を込めた。

 竹舛さんは、6年前に亡くなった曾祖母が被爆者。曾祖母は被爆の1週間後、髪の毛がすべて抜け落ちたが、助かったという。「核兵器廃絶も平和な未来も、どんなことでもあきらめなければ夢はかなう」ときっぱり。

 福永さんは毎年、学校のテレビで平和記念式典を見てきた。「世界に平和を発信するという大きな役。被爆者の方々の声や悲しみ、未来を変えようとする行動力などを伝えたい」と述べた。

最終更新:7/13(木) 7:55
産経新聞