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【高校野球群馬大会】前橋工、高崎工をコールド

7/13(木) 7:55配信

産経新聞

 第99回全国高校野球選手権県大会は12日、上毛新聞敷島、高崎城南の2球場で4試合を行った。

 前橋工はエース、南が高崎工を完封し、7点を奪ってコールド発進。高崎商は五回、1点差まで詰め寄られたが、終盤で得点を重ね、同じく七回コールドで大間々を下した。最終回まで伊勢崎商とシーソーゲームを繰り広げた吉井も、下位打線の適時打で勝利を決めた。

 13安打を記録した伊勢崎は、危なげなく玉村を下し、五回コールドで次戦へ駒を進めた。

 13、14両日に試合はなく15日から3回戦に入る。

 【上毛新聞敷島球場】

 ▽2回戦

 前橋工

 101 020 3-7

 000 000 0-0

 高崎工

 (七回コールド)

(前)南-奥野

(高)石北、上原-松井

 ▽三塁打=岩崎(前)▽二塁打=清水2、栗原(前)

 大間々

 000 110 1 - 3

 210 015 1x-10

 高崎商

 (七回コールド)

(大)青木、小林大、小林雄-山後

(高)小沢、小池-坂本

 ▽本塁打=田中、新井(高)▽三塁打=清水(高)▽二塁打=五井、坂本(高)石井、小林雄(大)

 【高崎城南球場】

 伊勢崎商

 001 001 030 -5

 012 001 002x-6

 吉 井

(伊)茂呂-高橋

(吉)有賀、森-高橋

 ▽本塁打=阪下2、渡辺(伊)▽三塁打=大河原(吉)▽二塁打=吉沢、大河原(吉)富田(伊)

 玉 村

 000 20 - 2

 452 01x-12

 伊勢崎

 (五回コールド)

(玉)松本、原沢-板垣

(伊)加藤、太田-井上

 ▽本塁打=永瀬(伊)▽二塁打=川田、小野里、大塚(伊)

                   ◇

 ■好発進の高崎工、投打かみ合わず

 8日の初戦で伊勢崎工を破り、好スタートを切ったはずの高崎工が、この日は打線が前橋工の南に完封され、投手陣は四死球と失策を絡めて7点を奪われた。

 「開幕戦の勝利で選手たちは好調だった。勝たせてやりたかった…」。高橋寛人監督は声を震わせた。先発は基本的なトレーニングをひたむきに続ける姿を買われてエースに就任した石北。主将で捕手の松井と二人三脚でピッチングを磨いてきた。「変化球は調子が良かったが、甘く入ったストレートを狙われてしまった」と唇をかむ。一方、松井は「石北は指示通り低めに球を集めた」と2年生をたたえ、「努力を続ければ必ず勝ち上がれるチーム。力を合わせて頑張れ」と後輩たちを励ました。

                   ◇

 ■岡田哲昇選手(3年・大間々) 部員1人から…悔いはない

 2死二塁のチャンスで迎えた五回、外角低めのスライダーを力いっぱい振り抜いた。全力で一塁に滑り込むも、遊撃手の好返球で結果はアウト。3年間、もがき苦しみながら野球部を守り続けた主将の高校最後の打席だった。

 2年前、夏の県大会敗退と同時に3年生が引退し、岡田はたった1人の部員となった。監督や顧問と基礎練習を繰り返しながら、寂しさから何度もやめようとしたが、「新入生が入るかも」と希望を捨てずにいた。期待通り、翌年は2人が入部。今年は自ら中学校に出向き部員をスカウトした結果、「責任感が強く人をひきつける」(諏訪正浩監督)主将を慕い、7人の1年生が入部した。

 そして迎えた2年ぶりの夏大会。1、2年投手が相手打線に猛攻されるも、守備陣が奮闘。遊撃の岡田も堅実なプレーでアウトを重ね、僅差で追い続けた。

 2-3で迎えた五回、投手、小林大と二塁手、西島の足がつり倒れた。2人を欠いた時点で大間々の選手は控えを含め8人。没収試合かと思われたが、西島は足を引きずりながらグラウンドに戻り試合を続けた。

 エースを欠いたチームは終盤で崩れ、17本のヒットを浴びて七回コールド。岡田も3打数0安打と振るわなかったが、「悔いはない。とても良い野球人生だった」。笑顔で振り返り、9人の仲間と球場を去った。 

最終更新:7/13(木) 7:55
産経新聞