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筑波大、また“ジャイキリ”磐田入り内定エース・中野の3戦連発弾でJ2福岡撃破!

7/13(木) 5:08配信

スポーツ報知

◆サッカー 天皇杯 ▽3回戦 筑波大2―1福岡(12日・ケーズデンキスタジアム)

 筑波大がエースFW中野誠也(4年)の3試合連発となる2得点で、J2のリーグ2位・福岡を2―1で撃破し16強入りした。2回戦のJ1仙台に続き2戦連続の“ジャイアントキリング”。1回戦ではJ3のYS横浜も破っておりJリーグの3カテゴリーを退治。47都道府県から1チームが参加する制度になった1996年度以降で大学勢のベスト16は、09年度の明大に続き2回目の快挙となった。ベスト16による4回戦は9月20日に行われ、組み合わせは8月7日の抽選で決まる。

 勢いは本物だ。筑波大が2試合連続で番狂わせを演じた。主役はエース・中野だ。立ち上がりから攻守に福岡を圧倒して主導権を握ると後半24分、左からのクロスに中野が下がりながら頭を合わせる技ありの先制弾。10分後には再びヘディングで追加点。「最高です。チャンスを逃さない準備はしていた」。来季、J1磐田入りが内定してる点取り屋は、1回戦から3試合連発、大会5得点の大暴れだ。

 この日は、Ksスタ(茨城)に平日にもかかわらずバス5台で約200人の関係者が会場に駆けつけた。「大学を挙げてこんなに応援されたことがなかった」と中野。背中を押されたチームは、ボールを支配し続け、素早い寄せで福岡のチャンスを潰した。Jリーグの3カテゴリー撃破は大会史上初。筑波大としては、現行制度前(32チーム参加)の95年度大会以来のベスト16を決めた。

 偉大な先輩もお手上げだった。筑波大出身の福岡・井原正巳監督(49)は「90分通して筑波さんが上。勝ちに値した」と脱帽。中野については「裏を取るタイミングに優れている。Jリーグに入っても十分通用する」と後輩の将来に太鼓判を押した。

 8月7日の抽選会で、8強を懸け激突する相手が決まる。09年度の明大は16強止まりで、現行制度では大学勢初の8強入りを目指す。「(J入りが)内定している自分にとって得点は自信になるけど、実力があるとは思っていない。毎試合格上とやる。しっかり準備をするだけ」と中野。“常勝”を掲げる大学サッカー界の名門は、どこが相手でも臆することはない。(斎藤 成俊)

 ◆09年大会の明大の快進撃 東京都代表として出場。1回戦で東北1部リーグの盛岡を4―2で破ると2回戦はJ2湘南に1―0、3回戦はJ1山形に3―0で勝利し16強進出。初めてJ1クラブから勝利した大学となった。卒業後に磐田に加入したMF山田大記、F東京に加入したDF丸山祐市、MF三田啓貴らが中心メンバー。4回戦でJ1新潟に1―3で敗れた。

 ◆筑波大蹴球部 1896年創部。関東大学1部に所属し、同リーグ優勝14回を誇る名門。今季は首位。天皇杯は1935年大会の準優勝が最高成績。部員数はマネジャー含め161人。主なOBに田嶋幸三(日本サッカー協会会長)、風間八宏(名古屋監督)、井原正巳(福岡監督)、中山雅史(沼津)、大岩剛(鹿島監督)らがいる。

最終更新:7/13(木) 5:08
スポーツ報知