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ベールビューがない理由は? SIMフリー版は出る? 「AQUOS R」の素朴な疑問

7/13(木) 17:05配信

ITmedia Mobile

 7月7日に発売されたシャープの新しいフラグシップスマートフォン「AQUOS R」。インタビューでは2回にわたってブランド変更の狙い、デザイン、ディスプレイ、カメラ、発熱対策、OSバージョンアップ、ロボクルについて、幅広くお話を聞いてきた。

【大きな音が出るというスピーカー】

 今回は番外編(?)として、AQUOS Rにまつわる素朴な疑問を担当者に聞いてみた。お答えいただいたのは、IoT通信事業本部 パーソナル通信事業部に所属する、商品企画部長の小林繁氏、システム開発部 係長の佐藤雄一氏、商品企画部 主任の篠宮大樹氏、システム開発部 係長の藤澤傑謙氏。

―― (左右から見にくくする)ベールビューを搭載しなかった理由は?

小林氏 (AQUOS Rのディスプレイは)視野角が広すぎて、非常に端まで見えるため、ベールビューの特性が生かしにくくなりました。液晶の性能が非常に上がったので、見えなくすることが難しいという……。逆にこの液晶にベールビューを搭載すると、正面からでも見づらくなってしまうんです。フィルムなどで対応いただきたいですね。

―― ディスプレイの解像度がフルHDからWQHDになって、消費電力に影響はありますか?

小林氏 (1秒間の画像更新が)倍速にもなっていますし、消費電力の影響はあります。

佐藤氏 ただ、CPUがいいもの(Snapdragon 835)になっています。液晶で消費電力は食いますけど、CPUの効果もあり、今までよりもかなり有利です。

小林氏 (Snapdragon)835は素晴らしいチップです。今ハイエンドのスマホを買うなら、835のチップを搭載した商品を買うべきです(笑)。

【訂正:2017年7月13日20時 発言のニュアンスが違うとの指摘を受け、「今スマホを買うなら」を「今ハイエンドのスマホを買うなら」としました】

―― AQUOS Rにはストラップホールがありません。人に寄り添う商品を目指すのなら、ストラップホールもあった方がいいと思いますが、なぜでしょう?

篠宮氏 ケースにストラップホールが付いているものもありますし、以前よりは需要は低くなっています。

小林氏 決まった容積に性能を入れないといけないので、優先順位付けになってしまいます。今回はディスプレイや熱対策で容積を使っていて、この近辺(本体下部)についてはスピーカーのために場所を取りました。実はスピーカーの方式を変えています。しっかり容積を取っているので、むちゃくちゃ音が大きい。ただ、ネットのコメントはちょくちょく見ていて、心が痛いと感じることもあります。

―― シャープといえば、3辺狭額縁の「EDGEST」が大きな特徴でしたが、今後EDGESTが復活する可能性は?

小林氏 EDGESTは格好いいですけど、持ったり親指を伸ばしたりすると痛い。それが反省点だと思っています。ただ、固定のファンがいることも存じているので、そこに対して答えを出さないといけない。ウォーム&テクノロジーの考え方の中でどう作れるかが問題です。(スマホは)3年間使うので、かっこいいだけで良いのか? という思いはあります。

―― AQUOS RのSIMロックフリー版が出る可能性はありますか。

小林氏 出すとも出さないとも言えない。具体的に決まった話はありません。(AQUOS R)単体でも欲しいとおっしゃっているお客さまが多いことは認識しています。シャープからは(SIMロックフリースマホとして)「SH-M04」が出ていますが、商戦期がMNOとMVNOで違うところもあります。(SIMロックフリーは)継続的にやっていきますが、全体的に受け入れられているプライスゾーンが変わってきています。

―― ホームアプリが変わったのはなぜ?

小林氏 フィーチャーフォン時代の機能をスマホに持ってきていたのがシャープの良さでもありましたけど、そういう機能の一部には役目が終わり始めたものがあります。ホームアプリのカスタマイズもその1つです。(AQUOS Rでは)Androidの素の良さを生かしています。Android標準のホームから大きく変えていませんが、アプリ一覧ではフォルダを作れるようにしています。ちなみにAndroid Oneではアプリ一覧では並べ替えができません。それ以外はカスタマイズを望まれていないのでは、と思います。

―― カメラでリコーの画質認証プログラム「GR certified」を採用していませんが、これがないからといって画質が劣るわけではない?

藤澤氏 劣るわけではありません。もともと、レンズ設計自体はGR certifiedにもとづいていて、そこで蓄積されたノウハウを活用しています。

小林氏 GR certifiedの認証制度が見直されることになった関係で、今回は認証を取得していません。じゃあ手を抜いているかというと、藤澤が申し上げた通り、今までの蓄積もありますし、リコーさんと一緒にやる前から、レンズの設計はいろいろと工夫してきました。前モデルから悪くなったところは一切ないです。むしろ広角になっているので進歩しています。

【訂正:2017年7月14日11時30分 GR certifiedの認証制度について事実と異なる記載があったので修正しました】

最終更新:7/14(金) 11:46
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