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<文科省・新テスト>マーク式で複数正解も 問題例公表

7/13(木) 20:36配信

毎日新聞

 文部科学省は13日、大学入試センター試験に代えて2020年度に始める「大学入学共通テスト」の国語と数学のマークシート式問題例を公表した。新テストでは、記述式問題の導入に加え、マーク式問題も思考力を重視した内容に見直しており、正答数を指定せず該当する選択肢を全て選ばせるなど新しい出題形式を盛り込んだ。

 公開されたのは大問2問ずつ。今年2、3月に大学1年約600人に同じ問題を解かせた結果、平均正答率は国語が56.1%、数学が49.8%だった。

 国語の2問目は、古文「平家物語」の一節と、その解釈や感想についての対談を題材とした。登場人物の人物像を問う小問では「適切な内容を選択肢(1)~(7)のうちから全て選べ」と複数を選ばせた。正答は二つあり、両方ともマークしないと得点が認められない。正答率は2.5%と著しく低かった。

 大学入試センターの大杉住子審議役は複数を正答とする形式について「問題文を読まなくても選択肢を検討すれば分かるというテクニックによらず、真の思考力につなげるため」と狙いを説明。正答率の低さについては「正答数を示していないことが影響したかもしれない。出題の仕方を検討したい」とした。

 また、数学は、都道府県別の平均睡眠時間を気温や通勤・通学時間などのデータを使って考察する問題が示された。

 新テストでは、国語と数学で3問程度ずつ記述式問題も出題される。文科省は5月、記述式問題の例を公表しており、調査での平均正答率は国語が33.1%、数学が23.8%だった。

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 文科省が13日に公表した問題例は、毎日新聞ニュースサイト(https://mainichi.jp/daigaku_gakuryoku_testmodel/)で確認できる。【伊澤拓也】

最終更新:7/13(木) 23:24
毎日新聞