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福建省に「電信詐欺の里」

7/13(木) 7:55配信

産経新聞

 中国の警察当局が日本人男女35人を拘束した福建省は、中国で電話やメールを使った振り込め詐欺の犯罪グループが集中している地域として知られる。台湾や東南アジアなど国境を越えて活動しているケースも多く、詐欺容疑で拘束された日本人らとも何らかの接点があった可能性もある。

 中国では昨年8月、大学への入学を目前に控えた女性が学費9900元(約16万5千円)をだまし取られ、心臓疾患で急死する事件が発生。社会の大きな怒りを呼んだ。

 摘発された容疑者5人が福建省出身で、うち3人は同省の安渓県に実家があった。中国メディアによると、茶の産地として有名な同県は「電信詐欺の里」と呼ばれるほど犯罪に手を染める者が多く、家族ぐるみや村ぐるみの“産業”となっていた。1日に100万通以上の詐欺メールが発信されていた時期もあったという。

 電信詐欺は1990年代に台湾で横行し始め、2000年代に対岸の福建省などで犯行手口が拡散した。(北京 西見由章)

最終更新:7/13(木) 7:55
産経新聞