ここから本文です

大阪桐蔭・2年横川、崩れず粘投 初回ピンチ「慌てた」

7/13(木) 20:10配信

朝日新聞デジタル

(13日、高校野球大阪大会 大阪桐蔭13―1大手前)

 今春の選抜王者、大阪桐蔭が大阪大会1回戦を13―1の5回コールドで突破した。

 先発のマウンドを託されたのは3年生のエース徳山ではなく、背番号11の2年生左腕横川。バスで寮を出発する時に先発を告げられ、「準備はしていたので自然と受け入れられた」。

 試合前のブルペンも調子は良い。が、いざマウンドに立つと「春の公式戦とは雰囲気が違う。慌ててしまった」。一回、1死から二塁打を浴び、次打者には四球。いきなりピンチを作った。

 だが、崩れるわけにはいかなかった。苦い思い出が選抜大会にある。2回戦の静岡戦。先発したが、いきなり5失点。アウトを一つしか取れずに交代を告げられた。

 その時のことを仲間からいじられ、この日は「3分の2回(アウト二つ)は投げろよ」と言われてマウンドへ送り出されていた。

 一回のピンチを切り抜けると、直後に打線が4得点。これで冷静さを取り戻した。「少しストライクを取りにいっている部分があった。制球がアバウトでもいいから、腕を振ろう」。二、三回は三者凡退。三回には143キロが出た。

 普段の練習で投げる球は、エース徳山にも劣らない。あとはいかに実戦でそれを出せるか。初戦はエースを先発させることが多い西谷監督だが、「横川に勉強の場を与えたい。状態も良かったので」とあえて2年生に「開幕」のマウンドをたくした。

 4回1失点でその思いに応えた左腕は「初回が納得いかない。まだまだ力不足。気持ちのコントロールをしっかりしなければいけない」と成長を誓った。(山口史朗)

朝日新聞社