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「ブランカとギター弾き」主演のフィリピン人少女が歌声披露、監督はしんみり

7/13(木) 21:28配信

映画ナタリー

「ブランカとギター弾き」の特別試写会が本日7月13日、東京・ユーロライブで行われ、フィリピンから来日した主演女優サイデル・ガブテロと監督の長谷井宏紀が登壇した。

【写真】「ブランカとギター弾き」(他22枚)

「ブランカとギター弾き」は、“母親を金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きピーターの姿を追うロードムービー。第72回ヴェネツィア国際映画祭にてマジックランタン賞とソッリーゾ・ディベルソ賞を受賞した。

音楽が劇中で大きな役割を担っている本作だが、長谷井は「ジャマイカを旅したり、ルーマニアの人たちと生活したり、音楽が日常にある場所をこれまで訪れてきました。日々を祝福している彼らの音楽が大好きなんです」と自身が受けてきた影響を語る。ガブテロは長谷井との久々の再会に「うれしい」と顔をほころばせ、「東京に着いてホテルに行ったら、監督が踊りながら迎えてくれました」と明かした。そして「20日間ほどの撮影でしたが、本当にいろいろな経験をしました。初めての映画、初めての演技。一生忘れられない思い出です」と本作に対する思いを口にする。また撮影について「監督が冗談を言ったり踊ったりしてくれて、笑いの絶えない現場でした」と振り返ると、長谷井は「歌のシーンでは、モニターをのぞきながら自分が一番ノッていたかも」と照れ笑い。

ガブテロが歌を披露することが発表されると、観客から大きな歓声が沸いた。ガブテロが歌ったのは、フィリピンへの愛国心が込められた「AKO」、子供から両親への思いがつづられた「ANAK」、そして劇中でも歌われるフィリピンの民族音楽「カリノサ」の3曲。彼女の感情を込めたパフォーマンスを目の当たりにし、会場はしんみりとしたムードに。長谷井は「いいね、最高」と静かにつぶやき、「また一緒に映画を作りたいです」とガブテロのほうを見る。ガブテロは笑顔で応え、これから鑑賞する観客に向けて「お家に帰るとき目に涙が浮かんでいるといいなと思います」と呼びかけた。

「ブランカとギター弾き」は7月29日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国にて順次ロードショー。



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最終更新:7/13(木) 21:28
映画ナタリー