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古豪、100年の歴史に幕=最後の「市神港」が惜敗―高校野球兵庫大会

7/13(木) 18:19配信

時事通信

 第99回全国高校野球選手権兵庫大会で13日、春夏計15度の甲子園出場を誇る古豪の市神港が創部100年の歴史に幕を下ろした。昨年の学校統合で神港橘が誕生し、市神港は来春閉校。3年生が市神港、1、2年生が神港橘の連合チーム「市神港・神港橘」として出場し、2回戦で龍野北に3―4で惜敗した。

 会場のベイコム野球場(兵庫県尼崎市)にはOBが多数集まり、大声援を送った。八回まで1点リードしたが、九回表に相手が逆転。その裏2死一、三塁と詰め寄るも及ばなかった。元プロ野球阪急の剛腕投手でOBの山口高志さん(67)は「残念だが、よく頑張ってくれた。プレーした選手たちも、スタンドで応援した皆さんも素晴らしかった」とねぎらった。

 創部は1917年。第一神港商として29、30年に選抜大会を連覇した。「和製ベーブ(ルース)」と呼ばれた強打者の山下実、審判員の二出川延明両氏(ともに故人)ら殿堂入りした伝説的な野球人も輩出している。

 安田涼監督(41)は「市神港の野球を1分1秒でも続けさせたかった。逆転された後の粘りで体現できたと思う」。山本悠里主将(17)は「背負っている伝統の重みを感じた。それは後輩が引き継いでくれる」と神港橘の下級生にバトンを渡した。 

最終更新:7/13(木) 20:37
時事通信