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【大阪】大阪桐蔭13点発進…センバツV時は骨折で記録員だった岩本が2打席連続適時打

7/14(金) 7:47配信

スポーツ報知

 今春のセンバツを制した大阪桐蔭が、5回コールド勝ちで初戦突破した。2月に左手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折し、センバツでは記録員を務めた正捕手・岩本久重(3年)が2安打2打点を挙げるなど、10安打13得点と大手前を圧倒。高校野球史上初となる2度目の春夏連覇へ好スタートを切った。京都では、昨夏代表の京都翔英が、サヨナラ負けで初戦敗退する波乱が起きた。

 前人未到の偉業を目指す大阪桐蔭の挑戦は、猛打で幕を開けた。初回1死満塁から5番・山田健太三塁手(2年)の2点中前打で先制すると、勢いづいた打線は3回までに13得点と爆発。西谷浩一監督(47)も「とにかく勝つことにこだわった。いいスタートが切れました」とナインをたたえた。

 同校2度目のセンバツ制覇を心から喜べなかった男が、夏の初戦で躍動した。「6番・右翼」で先発出場した岩本は今年2月、練習中に左手を骨折。不動の正捕手だったが、甲子園では主将の福井章吾(3年)に自らのグラブを託し、記録員としてサポートに徹した。日本一に輝いた瞬間は、ベンチから歓喜の輪を見守った。

 「春の悔しさをぶつけるのは夏しかない。誰よりも結果を残して貢献したい」。遅れを取り戻すように練習に没頭し、近畿大会から公式戦に復帰。この日は2打席連続で適時打を放つ一方、4回からは捕手に入った。指揮官は、今後も福井とのダブル捕手を考えているといい、岩本は「捕手で出るのが理想。でもチームが勝つために外野でもいいプレーをしたい」と前を向いた。

 大会直前には、阪神・藤浪晋太郎投手(23)ら12年に春夏連覇を達成した卒業生がビデオカメラ2台を寄贈。後輩を後押ししている。「勝つことがOBの方々への恩返しになる」と福井主将。岩本も「5年前を見て大阪桐蔭に入ってきた。まず大阪を勝って、2度目の春夏連覇に挑みたい」と言葉に力を込めた。守備の要が戻った王者に、死角はない。(種村 亮)

最終更新:7/14(金) 15:05
スポーツ報知

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