ここから本文です

残るのは疲労感とシコリだけ?今どきの新入社員は「飲みニケーション」お断り

7/13(木) 7:30配信

AbemaTIMES

■新橋の立呑屋の大将「今は平気で上司の誘いを断るみたいだからね」

(C)AbemaTV

 ともに杯を交わすことで人間関係を深める、いわゆる“飲みニケーション“。「飲む」と「コミュニケーション」を合わせた造語で、高度経済成長期に流行。上司と部下など仕事場での関係を良好にするものとして重要視されてきた、まさに日本企業の“伝統文化“だ。

 飲みニケーションは国の命運を左右する場にも登場する。政界随一の酒豪として知られる岸田外務大臣は「日本ならではの飲みニケーションは外交の場においても大変重要な取り組みだ」と語り、ロシアのラブロフ外相と会談した際にはウォッカを飲みながら親交を深めたのだという。

 しかし、あるブロガーは「職場の飲みニケーションという言葉は死語」「職場の飲み会で親睦が深まるのは幻想だ」と切り捨てる。先月発表された調査(日本生産性本部調べ)でも「職場の同僚・上司とは勤務時間以外に付き合いたくない」と答えた新入社員が昨年度の20.7%から今年は30.8%に増加、過去最高を記録した。

 新橋で立呑屋を22年間営み、サラリーマンたちの姿を見てきた山本正一さんは、「俺らが若い頃は『おい 飲みいくぞ』『ちょっと今日は…』みたいなことは無かったけど、今は平気で上司の誘いを断るみたいだからね」と話す。

 街角で、若手も含むサラリーマンたちに話を聞いてみると、

 「酔わないと話せないことがたくさんあると思う。今は飲みを断るとか言いますけど、僕はどんどん飲んでどんどんコミュニケーションを取ったほうが良いと思う」
 「自分は先輩に恵まれているからどんどん行きたいし、だからこそ後輩にもやってあげたいという良い循環になっていく」
 「人と人とのバリアを酒ではじくっていう感じ」「すべての人たち、ギスギスしたこの社会…これを潤滑にする大事なもの。飲みニケーションは人間の壁、年齢の壁をぶち壊してくれる大事な物」

 と肯定的な声もある一方、

 「仕事以外でも気を遣うのは疲れちゃう。楽しくない飲み会になんでお金を払わなきゃいけないんだろうと思う」
 「僕は自分の時間が欲しい派。一応飲みっていうのも仕事の時間だと思ってしまうので、すぐ帰りたいなと思う」

 といった否定的な意見も聞かれた。

1/3ページ

最終更新:7/13(木) 7:30
AbemaTIMES