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東京で“風俗嬢”に…被災地からのリアルな叫びが聞こえる『彼女の人生は間違いじゃない』

7/13(木) 7:10配信

dmenu映画

2011年3月11日の東日本大震災以降、震災に関する映画が次々と発表されています。7月15日から公開される映画『彼女の人生は間違いじゃない』も、被災地・福島が舞台。まだ若い女性が、仮設住宅から週末ごとにデリヘルのアルバイトをするために東京へ行く。その設定も衝撃的ですが、被災地のリアルな心の叫びが聞こえてくる1本になっています。

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彼女は、デリヘルのアルバイトのために毎週末、福島から東京へ

朝もやの桜並木、車から防護服に身を包んだ人々が次々と降り、除染作業を始める“ドキッ”とするオープニングで幕を開ける本作。主人公は市役所職員のみゆき。母を震災で亡くし、元は米作り農家で今は失業中の父と二人、仮設住宅で暮らしています。ただ、表向き平静を装う彼女には、誰にも打ち明けられない秘密が。それは、英会話の勉強と偽り、毎週末東京へ向かい、デリヘルのアルバイトをしていること。作品では、どこか心にぽっかりと穴のあいたみゆきを中心に、働く意欲を失い酒とパチンコに溺れるみゆきの父親、復興推進に奔走するも市民から厳しい批難を受けるみゆきの同僚職員の青年ら、先の見えない人間たちがもがき苦しむ姿が切々と描かれます。

被災者だけではない。誰もが心に痛みを抱えている

みゆきを始めとする登場人物たちの姿から浮かび上がるのは、声にならない心の叫びにほかなりません。人生が一変するような出来事に遭遇し、そこから抜け出せない人間たちの言葉にはできない悲しみや孤独、生きることの虚しさ、辛さが聞こえてくるようです。そこには被災地・福島で生きる市井の人々の本心が反映されています。ただ、福島の人々の窮状を訴える作品ではありません。

観ていると、“大小の差はあるけれど、自身も同じような気持ちや感情を抱いたことがあるのではないか”とふと気づくのです。被災地の人々が抱くやるせなさ、どうやっても満たされない心といった感情はなにも特別ではない。もしかしたら混沌とした今の時代を生きる我々が多かれ少なかれ感じていることかもしれない。もっと言えば、いつ自分の周りでも人生を一変させるようなことが起きてもおかしくない、誰もが心に痛みを抱えながら生きているということに気づかせてくれます。また、その自身とこの物語がつながったとき、改めて被災地に思いを馳せることでしょう。

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最終更新:7/13(木) 7:10
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