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青森県産ウメに高値 和歌山不作で平年の2・7倍に

7/13(木) 10:54配信

デーリー東北新聞社

 青森県南部町などで生産が盛んなウメの主力品種「豊後(ぶんご)」が、青森県内で平年の3倍近い高値で取引されている。生産量トップの和歌山県で主力「南高(なんこう)」が少雨などで不作となったのが要因。各地の加工業者が原料確保に苦労しており、収穫時期がほぼ最後となる青森県産の引き合いが強まっている。

 産地を抱える南部町営地方卸売市場の10日までの1キロ当たり平均価格は246円で、高かった前年(1キロ当たり209円)をさらに上回る。競りの最高値では1箱(12キロ)5千円近い値が付くこともある。

 近年の1キロ当たり平均価格は2012年が87円、13年56円、14年58円、15年86円と100円以下で推移。12~16年の5カ年平均は92円で、比較すると今年は2・7倍となっている。

 関係者によると、和歌山など他県の加工業者から同市場の買い受け人に大量の注文が入っており、販路を持つ買い受け人が購入して「転送」するケースが目立つ。他県から競りに参加する業者もいる。

 価格低迷が続いていたウメの高値は生産者の収入増につながるが、競りに参加する地元業者からは「高過ぎる」と利幅の縮小を懸念する声も。

 作柄は平年並みで、入荷は7月いっぱいの見通し。市場関係者は「今年は最後までこのままいくのでは」とみている。

 一方、梅漬けとして加工される町特産のアンズ「八助(はちすけ)」は、開花時期の低温でやや不作傾向。10日までの1キロ当たり平均価格は252円で、12~16年の平均185円に対し、品薄でやや高値となっている。

デーリー東北新聞社