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愛知製鋼、サーボ式プレスライン稼働。次世代自動車向け高機能鍛造品開発へ

7/13(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 愛知製鋼(社長・藤岡高広氏)は12日、国内鍛造品メーカー初となるサーボ式プレスラインの導入工事が完了した、と発表した。HV(ハイブリッド)、PHV(プラグインハイブリッド)など自動車の電動化による機構変化に対応した鍛造技術を開発する。実験工場(愛知県東海市)に設置し、投資金額は6億円。

 自動車のエンジン、トランスミッションなどには強度・剛性の高い特殊鋼鍛造品が使われているが、今後は自動車の電動化によりユニット系全体のコンパクト化、機構変化も進むため、鍛造品も小型・軽量化に加えて部品機能を統合できる高機能化ニーズが高まる見込み。
 同社では、材料設計から鋼材→鍛造→部品プロセス技術までを一貫する「鍛鋼一貫」での開発を進めているが、次世代車向けの部品高機能化ニーズに対応する形で、革新的な工法開発が可能な鍛造用サーボ式プレスラインを導入することとした。
 サーボ式プレス(金型の上下スライド位置情報を自動制御できるサーボモータを駆動に用いるプレス機)は、熱間鍛造の分野ではこれからの技術。成型速度を自在に変化させることで、従来の熱間鍛造では難しかった複雑な形状に対応できる点などが特徴。能力は1200トンで研究開発用。高周波加熱炉および付帯設備も新設した。
 国内鍛造品メーカーでサーボ式プレスを導入するのは初めて。内蔵した複動成形機構により、新製品・新工法の開発による高度な鍛造品開発を加速する。
 また、さまざまな製造データの記録・活用にIoT技術を用いることで、開発期間も短縮する。

最終更新:7/13(木) 6:02
鉄鋼新聞