ここから本文です

ホークスやられタ~ン ペゲーロに衝撃170m被弾 ヤフオク最長、電光掲示板が「ミシッ」

7/13(木) 6:01配信

西日本スポーツ

■2度目3連敗

 ◆ソフトバンク0-2楽天(12日・ヤフオクドーム)

 ぶっ飛ばされた…。工藤ホークスが首位攻防2連戦を落とした。5回に先発の松本裕樹投手(21)が楽天のペゲーロにヤフオクドーム最長とみられる推定飛距離170メートル決勝2ラン。連勝で首位ターンをもくろんだが、前夜は逆転負け。そしてこの日は衝撃的な一発に加え、今季4度目の零封負け。前半戦の締めくくりは返り討ちにあった。ゲーム差1・5。球宴明けの後半戦から出直すしかない。

【写真】球団職員の新垣渚さんと再会して喜ぶ川崎

■「どう次に生かすか」

 衝撃的な弾道に球場内が騒然となった。両軍先発の好投で、0-0のまま迎えた5回。2死一塁、松本裕がペゲーロに対し、3ボール1ストライクから内角に投じた141キロだった。球場測定値で初速193・5キロ、26・482度の角度で右翼へ打ち出された弾丸ライナーは、スタンド上方にある電光掲示板の下部、発光部の縁を直撃。当たるまでの距離で156・4メートルだから、推定飛距離170メートル級の球場最長弾だった。

 両軍唯一の得点シーン。「どこまでいったか見えてない。出だしは見えたけどさ。かなり飛んだみたいだね」。工藤監督は苦笑した。「歩かせれば良かったかと言うと、そうでもないだろうし。勝負にいって打たれたなら、まだしょうがない」。内角は狙い通り。ただ高めを狙って腰の高さに入った。「まあ見事にやられたって感じじゃないすか」と振り返るのみだった。

 「考えてほしいのはその前」と再考は促した。2ボールからの3球目に警戒感があった。「1、2、3で真っすぐを打ちにきて、レフトだけど危ないファウルがあった。そこでもう一つ考えてほしいなとは思う」。ただ「これはあくまでも結果論」とも承知。「悪いということではなく、どう次に生かすかが大事」。前半戦のけん引力と認めた、捕手甲斐も含めた若いバッテリーの糧にと望んだ。

■カード別最多20被弾

 「何て書くのか分からないけど、ポールぎりぎりに飛ぼうが、ホームランには変わりない。デカけりゃ2本分てことはない」。とは言え、楽天戦20被弾はカード別ワースト。リーグ戦での楽天のチーム本塁打は61で、3分の1にあたる。このカード5勝8敗とリーグ内で唯一負け越す要因。チームとして精査が必要だ。

 衝撃被弾の直後の攻撃、2死一、三塁で甲斐に代打長谷川を送る勝負手は不発だった。先発・岸に5者連続を含む9三振を奪われるなど、今季ワースト14三振で4度目の零敗。8回に代打攻勢に出て、2点を追う9回に嘉弥真と森を投入する抵抗も実らなかった。

 首位攻防2連戦で連敗。今季2度目の3連敗で7カードぶりに負け越して折り返す。勝率6割3分9厘でも、球宴前の数字としては就任後、最も低い。「最後の二つ、いい形で終われなかっただけ。トータルで貯金23は素晴らしい数字。楽天が上回っただけ。後半戦はウチが上回れるように」。目を見開き、顔を紅潮させた。

■ボール拾った観客「ミシッと音がした」

 右翼席の球場スタッフやファンによると、ペゲーロの打球は電光掲示板の縁に当たったと言う。表示部ではなく黒いままの箇所で、一見して損傷は見られなかったが、跳ね返った球を拾得した福岡市の会社員・藤吉直樹さん(45)は「何か『ミシッ』と音がしたように聞こえました」と証言。公式ファンクラブ歴20年と言うホークスファンで「(ダイエー時代の)ニエベスの145メートルは見ましたけど、電光掲示板に当たるなんて初めてじゃないですか」と驚きを隠せなかった。

西日本スポーツ

最終更新:7/13(木) 6:01
西日本スポーツ