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JR路線台風被害、南富良野付近の復旧費10億円 着工未定

7/13(木) 10:30配信

北海道新聞

維持困難路線の一部、自治体と協議へ

 JR北海道の島田修社長は12日の定例記者会見で、昨夏の台風で被災し、不通となっている根室線東鹿越(上川管内南富良野町)―新得間(41・5キロ)の復旧工事費が10億5千万円にのぼると発表した。同区間がJRが昨秋発表した「単独では維持困難な路線」に当たり、バス転換の対象となっていることから、路線を維持できるかどうかを沿線自治体などと協議し、一定の方向性が出るまで工事に着手しない考えも示した。今後、同区間を巡り地元との協議が加速する可能性もある。

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 発表によると、復旧工事が必要な区間は、東鹿越駅から根室線と石勝線が合流する上落合信号場(南富良野町)までの約17キロ。線路へ流入した流木の撤去や、踏切の復旧など工事は約20カ所にのぼり、工期は1年以上を見込んでいる。工事を行う際は、国と道が4分の1ずつを支援する災害復旧事業費補助制度を活用する。

島田社長「バス転換望ましい」

 不通となっている東鹿越―新得間は、JRが「単独で維持困難」とする根室線富良野―新得間の区間内で、被災以降、バスによる代替輸送が続いている。

 島田社長は会見で富良野―新得間について、「バスへの転換が望ましいのではないか」との考えを改めて強調するなど、赤字の同区間に対し、公的資金を投じて復旧させることに慎重だ。

北海道新聞

最終更新:7/24(月) 16:09
北海道新聞