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夏のラベンダー畑に異変 富良野地方で枯れる被害 台風や低温影響か

7/13(木) 16:45配信

北海道新聞

補植などの対策を進める

 夏の北海道・富良野地方を彩るラベンダーに異変が起きている。上川管内上富良野、中富良野両町の観光農園では例年以上に枯れる被害が出ており、昨夏の連続台風に伴う豪雨や今春の低温が影響したとみられる。各農園は補植などの対策を進めるなど影響を最小限に食い止めようと懸命だ。(富良野支局 古市優伍)

<動画>花のじゅうたん鮮やか 昨夏のファーム富田

1万5千株は昨夏の台風の影響

 「きれいなラベンダー畑をご覧いただけるよう苗の新植を毎年進めていますが、追いつかないのが現状です」―。上富良野町の「丘の農園かんのファーム」(菅野秀一代表)は園内に告知を掲げた。畑には紫の花を咲かせた株が広がるが、枯れて薄茶色になった株も少なくない。

 菅野代表によると、長雨などの影響で根が腐って枯れる被害は5年ほど前から出始めた。少なくとも4万本あった株のうち、2万株ほど枯れた。このうち、1万5千株は昨夏の台風の影響という。同園は水はけの良い場所に新たにラベンダーを植えるなどして花畑の規模の維持に努めているが、菅野代表は「観光客数や売り上げにも影響が出ている」と明かす。

 ラベンダー園「彩香(さいか)の丘」(中富良野町)も全体約6ヘクタールのうち1、2割ほどが枯れ、補植したりヒマワリを植えたりして対応している。佐々木州代表は春先の低温の影響とみており、「他市町村の農園でもラベンダーが枯れたという話を聞く」と話す。

被害が少ない農園も 15日、16日に「まつり」

 一方、被害を最小限に抑えた農園もある。中富良野町と上富良野町に計20ヘクタールのラベンダー畑を持つ「ファーム富田」では例年よりも多くの株が枯れたものの、「補植が間に合い、観光に大きな影響は出ていない」という。

 中富良野町の町営ラベンダー園も「被害は少ない」(町)という。15日、同園では「なかふらのラベンダーまつり」が予定されている。

 上富良野町でも16日、ラベンダーが広がる日の出公園で「かみふらの花と炎の四季彩まつり」が開かれる。

北海道新聞

最終更新:7/24(月) 16:03
北海道新聞