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只見川の「観光船」復活 有志の新会社が継承、16日から運航開始

7/13(木) 10:27配信

福島民友新聞

 福島県柳津町の只見川で、福満虚空蔵菩薩円蔵寺など観光名所を川面から楽しめる観光船が復活する。新潟・福島豪雨の被災後、ほぼ休止状態だった遊覧船を町民有志でつくる新会社「柳津観洸船」が継承、16日から新たに運航を始める。
 12日、町内で新会社の設立総会が開かれ、今後の方向性が確認された。町内観光の目玉として、只見線と連携した国内観光誘客や、インバウンド(訪日外国人)獲得に向けた魅力発信につなげたい考えだ。
 遊覧船は、町内の事業者が運航していたが、新潟・福島豪雨で桟橋などが被災した。予約制で運航は続けていたが、ほぼ休止状態に。町消防団長の鈴木力さん(63)=美里建設工業会長=が事業者から廃業の相談を受け「観光の起爆剤としたい」との思いで事業継承を決意。町内外の10個人、企業が有志として集まった。
 同社は事業継承に当たり、桟橋や遊覧船を改修。さらに、今秋にも、屋形船を約15年ぶりに運航させる計画も立てている。
 遊覧船は12人乗りで、町内のJR会津柳津駅前に展示されているSLをモチーフに、只見線の早期復旧を願い黒に塗装し直した。道の駅会津柳津近くの乗船場を出発、町のシンボルの赤い瑞光寺橋をくぐり、円蔵寺を眺めながら4キロほど下流に進み、折り返すコース。時間は40分ほど。
 新会社の社長として遊覧船の操縦を担う鈴木さんの長男悠貴さん(34)は「川面から見る柳津の風景を楽しんでもらいたい」と話す。
 遊覧船の営業は土、日曜日と祝日。団体予約があれば平日も運航する。

福島民友新聞

最終更新:7/13(木) 10:27
福島民友新聞